投稿者: みんなのインディー編集部

  • Battle Brothersの開発陣が描く地獄の戦場!『MENACE』は覚悟のない指揮官を容赦なく粉砕する早期アクセスの名作

    Battle Brothersの開発陣が描く地獄の戦場!『MENACE』は覚悟のない指揮官を容赦なく粉砕する早期アクセスの名作

    「XCOMみたいなやつでしょ?」そんな甘い考えは開始5分で木っ端微塵

    2月5日、Overhype StudiosとHooded Horseによるターン制戦術RPG『MENACE(メナス)』が早期アクセス版をリリースした。『Battle Brothers』の開発チームが手掛ける新作ということで期待していたのだが、正直言って最初は「まあXCOMライクなゲームの一つでしょ?」くらいに軽く考えていた。

    その甘い認識が、プレイ開始わずか5分で完全に粉砕されることになろうとは……。

    本作の舞台は、辺境の宇宙システム「ウェイバック星系」。プレイヤーは共和国海兵隊の指揮官として、ワープゲート事故で中破した軽巡洋艦「TCRNインペタス号」から生き延びた部隊を率いることになる。任務は星系の治安回復──要するに、海賊、エイリアン、謎の敵対勢力をすべて始末することだ。

    分隊戦闘こそが真髄!一人の英雄なんていらない

    最初にチュートリアルをプレイして感じたのは、これがXCOMとは根本的に異なるゲームだということ。XCOMでは個々の兵士が重要だが、MENACEでは「分隊」が基本単位となる。歩兵分隊、装甲車両、歩行兵器(メカ)といった複数のユニットを組み合わせ、それぞれの特性を活かした戦術を組み立てる必要がある。

    特に印象的だったのは、個別ユニット行動システムだ。通常のXCOMライクゲームでは「自軍全体→敵軍全体」の順番だが、本作では自軍の一つのユニットを動かした後、敵が一つのユニットを動かすという交互進行。これにより、どのユニットをいつ動かすかの判断が極めて重要になる。

    最初のミッションで装甲車両を最後まで温存し、歩兵分隊が作った戦術的な隙間を一気に突破する快感を味わった瞬間、「これは他では味わえない戦術性だ」と確信した。

    制圧射撃が変える戦場の常識

    本作の戦闘システムで最も革新的なのは、制圧射撃の概念だろう。当たらなくても意味がある射撃──これがどれほど戦術の幅を広げるか、最初は理解できなかった。

    「当たらない射撃なんて無駄じゃないか」と思っていたのが大間違い。制圧射撃で敵を釘付けにしている間に、別の分隊が側面回り込みを行い、一気に殲滅する。この連携が決まった時の爽快感は、まさに「指揮官」としての醍醐味そのものだ。

    ただし、この戦術的深さには代償がある。判断を一つ間違えれば、分隊が壊滅し、貴重な指揮官を失うことになる。リソースは限られており、補充には時間とコストがかかる。Battle Brothersで培われた「失敗の重み」が、SF世界でも容赦なく襲いかかってくる。

    早期アクセスとは思えない完成度の高さ

    約20時間プレイした現在でも、まだゲーム序盤にいる状況だ。シネマティックトレイラーで登場した真の敵「メナス」にはまだ遭遇していないが、それでも十分すぎるほどの手応えを感じている。

    現在の早期アクセス版では、50種類以上のプロシージャル生成ミッション、3つのバイオーム、4つの敵対勢力が実装されている。これだけでも相当なボリュームだが、完成版では更なる惑星、ミッションタイプ、指揮官、装備が追加される予定だという。

    特に評価したいのは、日本語ローカライゼーションの質の高さ。機械翻訳ではなく、軍事用語や戦術概念が適切に翻訳されており、ストレスなく没入できる。Hooded Horseの丁寧な仕事ぶりが伝わってくる。

    基本情報

    ゲーム名: MENACE(メナス)

    開発: Overhype Studios
    パブリッシャー: Hooded Horse

    リリース日: 2026年2月5日(早期アクセス)

    プラットフォーム: PC(Steam、Epic Games Store、Microsoft Store、GOG.com)、Xbox Game Pass

    価格: 通常価格3,980円(現在25%オフセールで2,985円、2月20日まで)

    言語: 日本語対応(音声は英語のみ)

    プレイ時間: 無制限(プロシージャル生成)

    難易度: 高(Normal推奨)

    ジャンル: ターン制戦術RPG

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  • 薄暗いキャビンで運命のダイスを振れ!『Pirate’s Gambit』は恐怖とスリルが絶妙にブレンドされたローグライク・ダイスビルダー

    薄暗いキャビンで運命のダイスを振れ!『Pirate’s Gambit』は恐怖とスリルが絶妙にブレンドされたローグライク・ダイスビルダー

    ダイスの目が運命を左右する。そんなスリルを味わえる新作インディーゲームが登場した。2026年2月5日にSteamでリリースされた『Pirate’s Gambit』は、デッキ構築とヨット・ダイス・メカニクスを融合させた、これまでにないローグライク体験を提供してくれる作品だ。

    最初に本作をプレイしたとき、「また海賊ゲームか」と思っていた私の考えは、薄暗いキャビンでダイスを振った瞬間に一変した。これは単なる海賊アドベンチャーゲームではない。運命そのものとの駆け引きを楽しむ、独創的な恐怖体験なのだ。

    ダイスに支配されるのか、それともダイスを支配するのか

    本作の魅力は、なんといってもダイスとカードが織りなす絶妙なシナジーシステムにある。プレイヤーはキャプテン・キッドが残した不気味な賭けに足を踏み入れ、薄暗いキャビンでダイスを振りながらデッキを構築していく。

    ダイスの出目によってカードの効果が決まり、カードによってダイスの価値が変化する——この相互作用が生み出すコンボの可能性は無限大だ。Balatroのようなシナジーの快感と、『Inscryption』を彷彿とさせる不気味な雰囲気が見事に融合している。

    実際にプレイしてみると、「このダイスの目なら、あのカードと組み合わせて…」という思考が止まらなくなる。運任せかと思いきや、実は戦略性が非常に高い。ダイスという不確定要素を計算に入れながら最適解を探る過程は、まさに知的パズルそのものだった。

    「バラトロ以来の中毒性」Steam高評価の理由

    Steam上で94%の「非常に好評」を獲得している理由が、プレイして数時間で理解できた。ユーザーレビューでは「バラトロの代替として完璧」「目が疲れにくく、雰囲気が最高」「常に『もう一回だけ』と思わせる中毒性」といった声が多数寄せられている。

    特に印象的だったのは、マップ移動が独自のリソース管理パズルになっている点だ。ランダムに進むか、限られたツールを消費して確実なルートを選ぶか——この選択が戦略の幅を大きく広げている。

    プレイヤーの一人は「コンパスとニルヴァナカードのコンボで無双していたのに、ラスボスの呪いで戦略が破綻した時は本当に悔しかった」とコメント。このような予想外の展開が、プレイヤーを夢中にさせる要因の一つなのだろう。

    計算されたバランスと継続的なアップデート

    開発チームの丁寧な調整も本作の魅力だ。バージョン1.0.2では、深淵の契約カードの効果強化やリフォージカードのコイン獲得量増加など、プレイヤーフィードバックに基づいた改良が施されている。

    モーフダイスやカオスダイスの効果表示改善、カードスロット上限時の自動シュレッダー出現など、細かな配慮も光る。「公正な海風を」という開発チームからのメッセージからは、長期的なサポートへの意気込みが感じられた。

    難易度については「イージーすぎず、ハードすぎず」という絶妙なバランス。最初は戸惑うものの、システムを理解すれば着実に進歩を実感できる設計だ。実際、3桁の時間をプレイすることになりそうな予感がしている。

    ダークで不気味な海洋冒険

    ビジュアル面では、海賊テーマのメニュー、スタイリッシュなオープニングシーケンス、陰鬱な雰囲気が完璧にマッチしている。灼熱の火山から凍てつく荒野まで、多彩な環境を航海しながら、船に隠された長年の秘密を徐々に明かしていく展開は圧巻だ。

    チャレンジモード、実績システム、中断可能なセーブ機能など、現代的なローグライクに求められる要素もしっかりと搭載。プレイヤーが最後のイベント地点から再開できる親切設計は、忙しい現代人にも優しい。

    「果たして自分がダイスをコントロールしているのか、それともダイスのゲームの単なる駒なのか?」——本作が投げかけるこの問いは、プレイし続けるほどに深みを増していく。

    まとめ:2026年の隠れた傑作

    『Pirate’s Gambit』は、ダイスビルダーというニッチなジャンルに新たな可能性をもたらした作品だ。『Slay the Spire』や『Inscryption』といった名作の影響を受けながらも、独自のアイデンティティを確立している。

    現在Steamで15%オフの1,020円で販売中。2026年初頭の隠れた傑作として、強く推奨したい一作だ。


    基本情報

    • 開発者: Domestic Black Cat
    • パブリッシャー: Studio Amateur
    • プラットフォーム: PC (Windows/Mac)
    • リリース日: 2026年2月5日
    • 価格: 1,200円(現在15%オフで1,020円)
    • 日本語対応: あり
    • プレイ時間: 1プレイ約1-2時間
    • 難易度: 中程度(学習曲線あり)

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  • 社畜から軍閥へ!リソース管理が命の宇宙戦略ローグライト『銀河の暗い隅』の魅力が予想以上にハード

    社畜から軍閥へ!リソース管理が命の宇宙戦略ローグライト『銀河の暗い隅』の魅力が予想以上にハード

    「撤退は戦略」。このメッセージが一番印象に残るゲームって、これまであっただろうか。

    2月4日にSteamで正式リリースされたBrick-Up Studio開発、2P Games配信の『銀河の暗い隅』(Nonentity Galaxy)を触ってみて最初に感じたのは、「なるほど、これは確実に破産する」という妙な安心感だった。

    最初はタイトルの「銀河の暗い隅」という響きから、どこかもの悲しいSFストーリーを想像していた。実際に始めてみると、確かに陰鬱な世界観なのだが、プレイヤーが体験するのは予想以上にシビアなリソース管理と、「負けを認める勇気」を育むハードコアな戦略ゲームだった。

    宇宙企業の外注エージェント=現代の社畜

    本作の設定は実にユニーク且つ現実的だ。プレイヤーは巨大な宇宙企業「The Company」の外注エージェントとして、艦隊を指揮して各種契約をこなしていく。

    ここで重要なのは、プレイヤーが英雄でも軍の司令官でもないということ。あくまで「会社員」なのだ。任務から帰還すれば会社への報告書を書かされ、損失があれば当然給与から天引きされる。勝利しても手数料は引かれ、負ければボーナスカットは免れない。

    このブラックユーモア満載の企業体質が、ゲーム全体に独特の味付けをしている。「時々、戦闘に勝ったと思ったら、収益が手元に届く前にスライスされるのを見る」という公式の説明が、このゲームの本質を完璧に表している。

    フリート戦術こそがすべて!

    戦闘システムは一見シンプルに見えるが、実は相当奥が深い。プレイヤーは艦隊全体を指揮し、AIに任せるか手動で細かく制御するかを選択できる。

    重要なのは陣形と配置だ。艦隊の並び方ひとつで、ダメージカバレッジと生存率が劇的に変わる。敵の攻撃を集中させるのか分散させるのか、前衛を盾にするのか機動力で翻弄するのか。ターゲット優先度を変えるだけで戦闘のテンポまで変わってしまう。

    そして何より印象的なのが「撤退システム」だ。多くのゲームでは撤退は敗北を意味するが、本作では立派な戦略選択肢として機能する。損害を最小限に抑えて基地に帰還し、損失を計算して次回に備える。この判断力こそが、本作で最も重要なスキルかもしれない。

    モジュール交換がゲームチェンジャー

    本作の真髄は、戦闘中にリアルタイムでモジュールを交換できるシステムにある。レアなモジュールを入手した瞬間、艦隊の性能が劇的に向上する。この「即座に実感できるパワースパイク」が、プレイヤーを夢中にさせる要因だ。

    ルート選択も戦略的で、安全なパスを選んで安定した収益を確保するか、リスキーなルートでレアモジュールと高額報酬を狙うか。この判断が毎回プレイヤーを悩ませる。そして何度も言うが、全てが回収できるとは限らない。

    システムに組み込まれたブラックユーモア

    特筆すべきは、このダークユーモアがただの演出ではなく、ゲームシステム自体に組み込まれている点だ。「一時停止したつもりが別の手続きを発動してコストが発生する」「戦闘に勝っても収益が手元に届く前に削られる」など、プレイヤーの行動に対する皮肉な仕掛けが随所に散りばめられている。

    敵は敵の銃撃だけでなく、「ルール」でもある。この構造が、単なる戦略ゲームを超えた風刺作品として機能させている。

    Steam評価95%の理由

    現時点でSteamレビューは192件中95%が好評という高評価を獲得している。プレイヤーからは「戦闘システムは簡単に覚えられるが、十分な深さと複雑さがある」「非常によく作られた、信じられないほど中毒性のあるゲーム」といった声が寄せられている。

    興味深いのは、UIや在庫管理に関する改善要望も多く寄せられているが、開発チームが迅速にアップデートで対応している点だ。リリース当日にプレイヤーからのフィードバックを反映したアップデートが配信されるなど、積極的な改善姿勢が評価されている。

    誰におすすめか

    タクティカルローグライトが好きな人、艦隊最適化を楽しめる人、そして健全な量のダークユーモアを楽しめる人には間違いなくおすすめできる。ただし、本作は時として厳しく、時として処罰的になることもある。プレイヤーの決断の重要性が高いゲームなので、運に頼りたい人には向かないかもしれない。

    逆に言えば、じっくりと戦略を練り、リスクとリターンを天秤にかけながらプレイするのが好きな人には、これ以上ない体験を提供してくれるはずだ。

    基本情報

    • タイトル: 銀河の暗い隅(Nonentity Galaxy)
    • 開発元: Brick-Up Studio
    • パブリッシャー: 2P Games
    • プラットフォーム: Steam(PC)
    • 発売日: 2026年2月4日
    • 価格: 1,200円(税込)※発売記念10%オフセール実施中(2月18日まで)
    • 対応言語: 日本語、英語、簡体字中国語、繁体字中国語
    • Steam評価: 非常に好評(192レビュー中95%が好評)
    • ジャンル: ストラテジー、タクティカル、ローグライト、リソース管理

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  • 空を舞う爽快感が癖になる!『Hoverflow』はサーフィン系プラットフォーマーのお手本だ

    空を舞う爽快感が癖になる!『Hoverflow』はサーフィン系プラットフォーマーのお手本だ

    なぜか地獄に呼ばれた巡礼者、その行く末は?

    Counter-Strikeの名MOD「surf」から着想を得たゲームと聞いて、筆者はどこかで見覚えがあるような気がしていた。PC向けFPSタイトルでマップの勾配を利用して、まるで波に乗るサーファーのように軽やか移動するあのテクニック。それをスタンドアローンゲームにしたらどうなるのか……?

    そんな疑問を抱えつつ、PC(Steam)向けゲーム『Hoverflow』に飛び込んでみると、そこには想像以上に洗練された「流れ」の世界が広がっていた。

    「あなたはこの世界からさらわれ、ごくわずかな人しか達成したことのない困難な巡礼の旅に参加することになりました」という謎めいたストーリーから始まる本作。プレイヤーは巡礼者として、美しい水彩画のような世界を舞台に、サーフィン、ジャンプ、クライミングを駆使してゴールを目指していく。

    フローこそがすべて! 掴めば手放せない浮遊感

    実際にプレイしてみると、本作の魅力は一言で表現できる。それは「フロー」だ。

    ゲームの核となるのは、勾配のあるスロープを滑り降りながら生まれる「勢い」を利用した移動システム。Counter-Strike surfのエッセンスを見事に再現しており、スロープに対して適切な角度でアプローチすることで、重力に逆らうような浮遊感を味わえる。

    最初はコツが掴めず、思うように滑れずにもどかしい思いをしていた筆者。だが、チュートリアルに従って基本的な操作を覚えていくうちに、徐々にその感覚が分かってきた。

    キーは「タイミング」と「角度」。スロープの傾斜に合わせてマウスを動かし、適切なタイミングでジャンプを組み合わせることで、まるで空中に浮いているかのような滑らかな移動が可能になる。さらに、十分な速度があればバニーホップまで繰り出せるのが嬉しい。

    美しく神秘的な世界での巡礼体験

    ゲームプレイだけでなく、本作の世界観にも注目したい。水彩画風のテクスチャで描かれた環境は、どこか懐かしくも神秘的な雰囲気を醸し出している。35分にもおよぶ穏やかなサウンドトラックも、プレイ中の集中力を高めてくれる。

    30以上の手作りステージは、それぞれが異なる特徴を持っている。基本的なスロープから始まり、複雑な立体構造、隠された秘密エリアまで、バラエティに富んだ設計になっている。各ステージには「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」のメダルが用意されており、タイム短縮を目指すやりこみ要素も充実している。

    さらに興味深いのが、マップ内に散りばめられた「秘密」の存在だ。開発者は「注意深く探索してください。中には逃げ出そうとするものもあります」と謎めいたヒントを残している。この世界に隠された物語を想像しながらプレイするのも、また一つの楽しみ方だろう。

    ソロ開発者が込めた情熱

    本作を手がけたのは、フランスのソロ開発者Simon In Motion氏。何年もゲーム制作に情熱を注いできた同氏にとって、『Hoverflow』は初の大型プロジェクトとなる。

    実際、2026年2月4日についに正式版として1.0リリースを迎えた本作は、長い早期アクセス期間を経て完成度を高めてきた作品だ。Steam上では118件のレビューのうち96%が好評という高い評価を獲得している。プレイヤーからは「リラックスできる」「簡単に学べるが奥が深い」といった声が寄せられており、開発者の意図が正しく伝わっていることが分かる。

    試してみる価値は十二分にある

    『Hoverflow』は、一見すると地味に見えるかもしれないが、実際にプレイしてみると驚くほど中毒性がある。サーフィンの感覚を掴む瞬間、完璧なラインを見つけてタイムを更新する瞬間、隠された秘密を発見する瞬間……どれもが特別な達成感をもたらしてくれる。

    Counter-Strike surfの経験者なら懐かしさを感じるだろうし、初心者でも直感的に操作を覚えられるよう配慮されている。何より、ゲームを通じて「フロー状態」に入る体験は、日常のストレスから解放される貴重な時間となるはずだ。

    現在Steam上で1,700円で販売中の本作。サーフィン系プラットフォーマーの完成形ともいえる作品を、この機会にぜひ体験してみてほしい。


    基本情報

    タイトル: Hoverflow
    開発: Simon In Motion
    販売: Simon In Motion
    配信日: 2026年2月4日
    早期アクセス開始: 2021年4月30日
    言語: 日本語対応
    価格: 1,700円(Steam)
    プラットフォーム: PC (Windows, Linux), Steam Deck対応

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  • もしもRPGがカードゲームだったら?『Dawncaster | The RPG Cardventure』でファンタジー世界を冒険しよう

    もしもRPGがカードゲームだったら?『Dawncaster | The RPG Cardventure』でファンタジー世界を冒険しよう

    正直、最初は困惑した

    「RPGとカードゲームの融合」と聞いて、最初に頭に浮かんだのは「またSlay the Spireのようなローグライクか?」という疑問だった。だが、『Dawncaster | The RPG Cardventure』のSteamストアページを見て驚いた。1100枚を超える手作りカード、100以上のユニークなチャレンジ、そして何より「ストーリー主導のRPGとカードゲームの戦略性を融合」という開発者の野心的な試みが見えたからだ。

    これは本当にただのデッキ構築ゲームなのか?それとも新しいジャンルの誕生なのか?

    闇に堕ちた王国での冒険が始まる

    物語の舞台は、アエトスの王国。ここは光と闇の争いに巻き込まれた世界だ。伝説の英雄「ドーンブリンガー」が行方不明となり、希望を失った人々の前に立ちはだかるのは、復活を目論む悪魔の脅威。

    プレイヤーは高貴な騎士、止められない戦士、狡猾なローグなど、複数のクラスから一つを選んで冒険に挑む。これだけ聞けば典型的なダークファンタジーRPGだが、戦闘はすべてカードで行われる。最初は「なぜカード?」と思ったが、プレイしてみるとその理由がよくわかる。

    カードで紡ぐ物語がすべて!

    本作の最大の魅力は、カード一枚一枚に込められた戦略性だ。戦闘中、プレイヤーは手札のカードを駆使して敵と戦う。だが、ただカードを出すだけではない。進行に合わせてカードを「追加」「変更」「コピー」「アップグレード」「削除」できるのだ。

    例えば、序盤で役立った攻撃カードも、中盤以降は足手まといになることがある。そんな時は思い切って削除し、より強力なカードに入れ替える。この判断がゲームの行方を大きく左右する。

    初回プレイでは、手当たり次第にカードを取得していた筆者だが、これが大きな間違いだった。デッキが肥大化し、欲しいカードが手札に来ない状況が多発。敗北を重ねながら、「選択と集中」の重要性を痛感した。

    クラスごとの個性がハンパない

    各クラスの違いは想像以上に大きい。騎士は装甲と耐久力に特化し、正々堂々とした戦いを得意とする。一方、ローグは機動力と奇襲に長け、相手の隙を突く戦術が基本となる。

    特に印象的だったのは、同じ敵でもクラスによって全く異なるアプローチが必要になることだ。騎士なら正面突破で攻略できる敵も、ローグでは回避とトリックを駆使しなければならない。これにより、クラスを変えるだけで全く違うゲーム体験が味わえる。

    Steamでの評価も上々

    Steam上での評価は非常に好調で、66レビュー中83%が好評という数字を記録している。特に「リプレイ性が異常に高い」「各クラスに豊富な戦術がある」といった声が目立つ。価格も現在2,300円と、このボリュームを考えれば十分リーズナブルだ。

    元々モバイル向けに開発され、25万人のユーザーに愛されてきた本作が、ついにSteamに登場。PCプラットフォームでの最適化も施され、より快適にプレイできるようになっている。

    真のローグライクが待っている

    本作は「真のローグライク体験」を謳っており、実際にプレイ回数を重ねても飽きることがない。ランダムに生成される遭遇、選択によって変化するストーリー、そして膨大なカードの組み合わせ。これらすべてが合わさって、まさに無限のリプレイ性を実現している。

    さらに「サンフォージ」と呼ばれるハイペースなボスラッシュモード、ウィークリーチャレンジ、そして上級者向けの「インフェルナル・インベージョン」モードまで用意されており、やり込み要素も十分だ。

    基本情報

    ゲーム名: Dawncaster | The RPG Cardventure
    開発者: Wanderlost Interactive
    パブリッシャー: Wanderlost Interactive
    プラットフォーム: Steam(Windows、macOS、Linux)
    価格:2,300円※発売記念10%OFF実施中
    リリース日: 2026年2月6日
    言語: 日本語対応
    ジャンル: デッキ構築、ローグライク、RPG

    購入リンク

    Steam: https://store.steampowered.com/app/3966890/Dawncaster__The_RPG_Cardventure/

    公式リンク

    公式サイト: https://dawncaster.wanderlost.games/
    Discord: https://discord.com/invite/pfeMG9c

  • あなただけの宇宙船で銀河を旅せよ!『The Last Starship』正式リリースで見せた”設計の自由度”という名の魔力

    あなただけの宇宙船で銀河を旅せよ!『The Last Starship』正式リリースで見せた”設計の自由度”という名の魔力

    正直に言うと、最初にThe Last Starshipのスクリーンショットを見たとき、「また宇宙モノか…」なんて思ってしまった。でも、そんな先入観は開始10分で粉々に砕け散った。

    このゲーム、ただの宇宙ゲームじゃない。これはエンジニアとしての魂を試される、究極のシステム構築ゲームなのだ。

    2月3日にIntroversion Softwareから正式リリースされた『The Last Starship』は、3年間のアーリーアクセスを経て、ついに完成版として世に送り出された。『Prison Architect』を手がけたあの伝説的スタジオの最新作とあって、期待値は天井知らずだったが、実際にプレイしてみると、その期待をさらに上回る完成度だった。

    「動かない」から始まる、本物のエンジニアリング体験

    The Last Starshipの真の恐ろしさ(いい意味で)は、何もかもを一から作らなければならないことだ。配管、電気系統、酸素循環システム、武器システム…すべてが現実的なロジックで動いている。

    最初の宇宙船設計で、私は派手な武器をたくさん搭載した「俺の夢の戦艦」を作ろうとした。しかし現実は甘くない。電力不足でレーダーが動かず、酸素供給が追いつかず、クルーが次々と倒れていく。まるで現実のエンジニアリングプロジェクトで直面する問題そのものだった。

    「なぜエンジンが動かないんだ!?」と叫びながら配線図を見直していると、冷却水のパイプを繋ぎ忘れていることが判明。そんな細かなミスが命取りになる、そんなリアリティがこのゲームの魅力だ。

    海賊ハンターか、それとも宇宙のタクシー運転手か?

    ゲームが始まると、あなたは自分の道を選ばなければならない。海賊を狩って賞金を稼ぐか、貨物を運んで地道に稼ぐか、はたまた小惑星を採掘して資源を集めるか。それぞれの職業に応じて、船の設計も大きく変わってくる。

    私が最初に選んだのは「貨物運送業」だった。地味だが堅実、そんな選択のはずだった。しかし実際は、貨物スペースを確保するために武器を減らし、燃費を良くするためにエンジンを調整し、長距離航行に備えて居住区を拡充するなど、想像以上に複雑な設計が必要だった。

    一方で、海賊ハンターとして生きる道を選んだフレンドは、「装甲こそすべて!」と言わんばかりの重武装船を設計。しかし、その結果として燃費が悪化し、修理コストが膨大になって、結局は破産寸前まで追い込まれていた。

    このゲームでは、どんな道を選んでも「バランス」が重要なのだ。

    Steamワークショップが生む、無限の創造性

    The Last Starshipの本当の魅力は、プレイヤーコミュニティにある。Steamワークショップには既に2,200隻を超える宇宙船設計が投稿されており、その創造性には目を見張るものがある。

    スタートレックのエンタープライズ号そっくりの船から、まったく見たことのないオリジナルデザインまで、プレイヤーたちの創造力は留まるところを知らない。更新21では船のサイズ制限が撤廃されたこともあり、巨大な母艦から超小型偵察艇まで、あらゆる規模の船が作られている。

    特に印象的だったのは、ある日本人プレイヤーが作った「宇宙居酒屋船」だった。戦闘能力はほぼゼロだが、巨大な酒場とクルー用の娯楽施設を備えた、まさに「宇宙のオアシス」のような船だった。こんな発想、公式では絶対に出てこない。

    正式版リリースで何が変わったのか?

    3年間のアーリーアクセスを経た正式版では、主にUIの改善とバグ修正が行われた。一部のファンからは「もっと大きな新機能が欲しかった」という声もあるが、それは贅沢な悩みというものだろう。

    実際、私がアーリーアクセス版をプレイしていた頃と比べて、ゲームの安定性は格段に向上している。以前は頻繁に発生していたドローンのスタック問題も解決され、快適にプレイできるようになった。

    Steam評価は77%の「やや好評」を獲得。これは決して低い数字ではないが、Prison Architectのような圧倒的な支持を得るまでには至っていない。しかし、「このゲームにハマる人は、本当にハマる」という性質のゲームなのは間違いない。

    宇宙に夢を見る、すべてのエンジニアたちへ

    The Last Starshipは、確実に「人を選ぶ」ゲームだ。お手軽アクション要素を求める人には向いていない。しかし、システム設計の複雑さを楽しめる人、「なぜ動かないのか」を考えることにワクワクできる人には、これほど魅力的なゲームもないだろう。

    私はこのゲームをプレイしながら、大学時代の工学実習を思い出していた。理論通りにいかない現実、想定外のトラブル、そしてついに動いたときの感動。そのすべてが、この小さな画面の中に詰まっている。

    宇宙船設計という夢を、リアルなエンジニアリング体験として楽しめる。それがThe Last Starshipの真の価値なのだ。

    あなたも今日から、銀河一のエンジニアを目指してみないか?

    基本情報

    タイトル: The Last Starship
    開発: Introversion Software
    販売: Introversion Software
    リリース日: 2026年2月3日(正式版)
    価格: ¥2,300(Steam、15%オフセール実施中 現在1,955円)
    プラットフォーム: PC(Steam)
    対応言語: 日本語、英語他18言語対応
    プレイ人数: 1人(シングルプレイ)
    ジャンル: シミュレーション、ストラテジー、基地建設

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  • 戦術の奥深さに震えろ!『Underboard』が見せる”真のオートバトラー”の形

    戦術の奥深さに震えろ!『Underboard』が見せる”真のオートバトラー”の形

    オートバトラーってこんなに頭使うゲームだったっけ?

    正直に言うと、最初にSteamで『Underboard』を見かけた時は「また別のオートバトラーか…」なんて思ってしまった。TeamfightTacticsやDota Auto Chessの後に続々と登場したジャンルの一つ、くらいの認識だったのだ。

    ところがどっこい。実際にプレイしてみると、これまでのオートバトラーとは明らかに違う手応えがある。キャラクターの配置一つとっても、敵の動きを読み、シナジーを考え、魔法のタイミングを見計らい…。気がつけば3時間があっという間に過ぎていた。

    開発はHeadless、パブリッシャーは2 Left Thumbsによる本作『Underboard』は、2026年2月6日にSteamでリリースされたばかりの戦術的ローグライクオートバトラーだ。現在Steam評価は81%の好評価を獲得している。

    「見てるだけ」じゃない!プレイヤーの判断が勝敗を分ける

    多くのオートバトラーは、チーム編成をして「あとは見守るだけ」というのが基本だった。しかし『Underboard』は違う。戦闘中にリアルタイムで魔法を唱えることができるのだ。

    これが想像以上に戦略性を高めている。マナを使って積極的にチームをサポートするか、それとも温存してパッシブボーナスに期待するか。一瞬の判断が勝敗を分けることも珍しくない。

    プレイヤーは戦闘中に魔法を発動して戦闘に介入することができます。積極的に魔法を使ってチームをサポートするか、マナを温存してパッシブ効果に期待するか、プレイヤーの戦術が問われますと日本のゲームメディアでも紹介されている通りだ。

    実際にプレイしてみると、この「介入」システムが本当に絶妙で、完全に受け身ではないオートバトラーの新境地を感じさせてくれる。

    シナジーの構築が楽しすぎる件について

    『Underboard』の真骨頂は、何といってもキャラクターの特性(Trait)システムにある。同じ特性を持つキャラクターを複数配置することで、チーム全体にボーナスが発生するのだが、この組み合わせが本当に無数にある。

    例えば「Ninja」特性を3体揃えると、攻撃速度とクリティカル率が大幅に上昇する。一方で「Guardian」特性は防御に特化したシナジーを生み出す。どの特性を軸にチームを構築するかで、プレイスタイルが劇的に変わるのだ。

    さらに面白いのは、アイテムや装備品によってキャラクターの性能を大幅に変えられること。同じキャラクターでも装備次第で全く違う役割を担えるため、「今回はこの子を魔法使いにしてみよう」「次は近接アタッカーで」といった具合に、無限に近い可能性を感じさせてくれる。

    4つのゾーンで待ち受ける、それぞれ異なる挑戦

    本作の構成も見事だ。最初は「Shadow Woods」という比較的優しいエリアからスタートするが、勝利すると次のゾーンがアンロックされる仕組み。全4つのゾーンがあり、それぞれに独自の挑戦と強力なピナクルボスが待ち受けている。

    各ゾーンには独自のモンスターやギミックが用意されており、前のゾーンで通用した戦略がまったく通用しないことも。この「学習→適応→突破」のサイクルが本当に病みつきになる。

    特に印象的だったのは、第1ゾーンのボスとの戦い。多くのプレイヤーが第1ゾーンのボスに苦戦しているという報告があるが、確かに最初は歯が立たなかった。しかし、キャラクターの配置を見直し、シナジーを組み直し、魔法のタイミングを調整することで、ついに勝利できたときの達成感は格別だった。

    完璧じゃないからこそ愛おしい

    現在Steam評価81%ということは、約2割のプレイヤーが不満を持っているということでもある。確かに、一部のスキル説明が分かりにくかったり、バランス調整が完璧ではなかったりする部分もある。

    しかし、それ以上に「オートバトラーの新しい可能性」を感じさせてくれる作品であることは間違いない。「このゲームは非常に中毒性があり、試すことができる多くのコンボユニットがある」というプレイヤーレビューが的確に本作の魅力を表現している。

    まとめ:戦術ゲーム好きなら絶対に触るべき1作

    『Underboard』は、オートバトラーというジャンルに新しい風を吹き込んだ意欲作だ。「見てるだけ」から「参加する」へのシフト、深いシナジーシステム、そして4つの異なるゾーンが提供する多様な体験。どれをとっても、戦術ゲーム好きなら見逃せない要素ばかりだ。

    現在1,700円で配信中で、リリース記念セールも実施されているということなので、気になった方はこの機会にぜひ。きっと「オートバトラーってこんなに面白いものだったんだ」と新しい発見があるはずだ。


    基本情報

    ゲーム名: Underboard
    開発元: Headless
    パブリッシャー: 2 Left Thumbs
    リリース日: 2026年2月6日
    プラットフォーム: Steam(PC)
    価格: 1,700円(※リリース記念セール中は20%OFF)
    ジャンル: 戦術的ローグライクオートバトラー
    プレイ人数: 1人
    日本語対応: ○
    Steam評価: 非常に好評(81%)

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  • なんだ、この串焼きはタワーディフェンスだったのか…『ひっぱるなよ、串焼きマスター!』レビュー

    なんだ、この串焼きはタワーディフェンスだったのか…『ひっぱるなよ、串焼きマスター!』レビュー

    なぜ串焼きでネズミと戦う…?

    2026年2月2日にリリースされた『ひっぱるなよ、串焼きマスター!』(原題:Skewer Squad)。Steamのストアページで初めて見た瞬間、筆者は少し困惑した。

    串焼きマスターになって、なぜネズミの群れと戦うのだろう?

    開発はFake Owls、パブリッシャーはハリソンワールドが担当。可愛らしい見た目からは想像もつかない、実はかなり骨のあるタワーディフェンス・ローグライトだった。

    ひっぱるなよって、結局ひっぱるじゃん!

    本作は、串焼きの食材でネズミの群れを迎え撃つタワーディフェンス。プレイヤーは最大3本の串を左右にドラッグして位置調整しながら、20分間の戦いを生き抜くことが目標だ。

    最初に「ひっぱるなよ」というタイトルを見たとき、「じゃあ動かさなくていいってことか」と思った。しかし実際にプレイすると、串をひっぱりまくって位置調整する羽目になる。

    これが本作の核となるシステム。串に刺した食材は動かせないが、串自体は自由に左右へドラッグ可能。ネズミの侵攻ルートに合わせて臨機応変に配置を変える必要があるのだ。

    つまり「ひっぱるなよ」と言いながら、実は一番ひっぱっているゲームなのである。なんという矛盾。でもそれがいい。

    食材と調味料のシナジーがアツい!

    各食材には独自の攻撃パターンがある。トマトは直線射撃、玉ねぎは範囲攻撃、ステーキは耐久力重視といった具合だ。これらの食材を組み合わせ、さらに調味料で強化していくビルド要素が本作の醍醐味。

    20種類以上の串焼きマスターから選択可能で、それぞれ異なるスキルを持つ。「おにぎりちゃん」などユニークなキャラクターが印象的で、回復するほど攻撃力が上がるチート級の性能を誇る。

    調味料システムも面白い。「クラッシュナッツ」で追加ダメージ、各種スパイスで属性変化など、100種類以上のアイテムが戦術に深みを与える。辛味ビルドで敵をノックバック、酸味ビルドで継続ダメージといった特化戦術も楽しめる。

    ただし序盤の難易度は結構高め。慣れるまでは何度もやられてしまうだろう。

    見た目と裏腹の本格派

    可愛らしいドット絵からは想像できないが、本作は意外と本格的なタワーディフェンスだ。単純に食材を置けばいいわけではなく、敵の種類や侵攻パターンを読み、適切な串の配置と食材選択が求められる。

    ローグライト要素により、毎回異なる構成で楽しめる。運が悪いと詰むこともあるが、それもまた一興。短時間で決着がつくので、サクッと楽しめるのも魅力だ。

    マウスのみの簡単操作で、直感的にプレイできる点も評価したい。複雑なコマンドを覚える必要がなく、タワーディフェンス初心者でも安心だ。

    ネズミとのバトルBBQ、意外にハマる

    当初は「なぜ串焼きでネズミと…?」と疑問に思ったが、プレイしてみると不思議とハマってしまう。食材たちが必死に戦う姿は愛らしく、強力なビルドが完成したときの爽快感は格別だ。

    価格も手頃で、ちょっとした時間つぶしには最適。変わったコンセプトのタワーディフェンスを求めているなら、一度試してみる価値はある。

    結局のところ、「ひっぱるなよ」と言いながらひっぱりまくるこのゲーム。矛盾しているようで、実はそれが一番の魅力なのかもしれない。

    基本情報

    • タイトル: ひっぱるなよ、串焼きマスター!(Skewer Squad)
    • 開発: Fake Owls
    • 販売: ハリソンワールド
    • 配信日: 2026年2月2日
    • 価格: 800円(Steam)
    • 言語: 日本語対応
    • プラットフォーム: PC(Steam)
    • プレイ人数: 1人
    • ジャンル: タワーディフェンス・ローグライト

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  • 銛一本で挑む霧の海!Chilla’s Artが送る新境地のサバイバル漁ゲー『UMIGARI』が予想以上にクセになる

    銛一本で挑む霧の海!Chilla’s Artが送る新境地のサバイバル漁ゲー『UMIGARI』が予想以上にクセになる

    正直言って、最初に『UMIGARI』のデモを起動したとき「これ、本当にChilla’s Artのゲームか?」と疑った。日本のホラーゲーム界で独特な地位を築いている同デベロッパーの新作は、なんと銛で魚を狩る一人称視点の漁ゲーム。しかも公式サイトでは「ホラー要素は非常に軽い」と明言されている。

    ところが実際にプレイしてみると、これが想像以上に奥深いサバイバル体験で、気付けば霧の海の向こうに潜む「何か」を求めて夢中で銛を振るっていた。

    最初は普通の漁だった……はずなのに

    ゲームの舞台は、霧に包まれた日本近海。プレイヤーは小さな漁船に乗り込み、銛を使って魚を捕獲していく。基本的な流れは実にシンプル。魚を捕る→港で売る→燃料と装備を補給する→より深い海域へ向かう。この繰り返しだ。

    操作も直感的で、マウスで照準を合わせ、タイミングよく銛を投げるだけ。最初のうちは普通のサバやアジが釣れて「なるほど、リアル志向の漁ゲーかな」と思っていた。

    ところが、燃料をアップグレードして少し沖に出てみると……事態は一変する。見たこともない巨大な魚影が現れたかと思えば、明らかに現実離れした姿の海洋生物が泳いでいる。そして何より、霧の向こうから聞こえてくる不可解な音。

    「あ、やっぱりChilla’s Artだった」

    銛の精度こそがすべて!

    『UMIGARI』の最大の魅力は、銛による狩猟システムの絶妙なゲームバランスにある。単純に見えて実は奥が深い。

    魚には種類ごとに異なる行動パターンがあり、動きを読んで先回りして銛を投げる必要がある。小さな魚は素早く逃げ回り、大型の魚は重厚な動きで威圧してくる。特に深海に生息する異形の生物たちは、時として反撃してくることもあり、船体へのダメージも考慮しなければならない。

    銛自体にも種類があり、射程や威力、リロード時間などが異なる。序盤の短い銛では届かない深度の魚も、アップグレードを重ねることで狙えるようになる。この成長要素が実によく練られており、「もう少し長い銛があれば……」「燃料をもっと積めれば……」と常に次の目標が見えている状態を作り出している。

    霧の向こうに潜む謎だけど怖くはない

    Chilla’s Artファンなら気になるのが、果たしてどの程度ホラー要素があるのかという点だろう。結論から言えば、確かに「非常に軽い」レベルのホラーだった。

    とはいえ、同スタジオらしい不気味な演出は健在。霧に包まれた海域で聞こえてくる謎の音響、時折姿を現す巨大な影、そして魚商人の妙に人懐っこい笑顔……。直接的な恐怖はないものの、「何か変だな」という違和感は常についてまわる。

    特に印象的だったのが、深海探索中に遭遇した巨大なクラーケンのような生物。攻撃してくるわけではないのだが、その存在感だけで背筋がゾクッとした。こういった「説明されない存在」の描写は、さすがChilla’s Artといったところ。

    2~4時間でちょうどいいボリューム感

    プレイ時間は公式発表通り2~4時間程度。この手のサバイバルゲームにしては短めだが、濃密な体験が詰まっており、飽きる前にエンディングを迎えられる絶妙な長さだと感じた。

    むしろ長すぎると、同じことの繰り返し感が出てしまいそうなので、この判断は正解だろう。週末の空いた時間でサクッと完走できるのも嬉しいポイントだ。

    ただし、やりこみ要素として全種類の魚を捕獲するコンプリート要素もあるため、人によってはもっと長時間楽しめるはず。筆者も記事執筆時点でまだ見たことのない魚影をいくつか確認しており、再プレイ欲をそそられている。

    基本情報

    ゲーム名: UMIGARI | ウミガリ
    開発・販売: Chilla’s Art
    配信日: 2026年2月5日
    価格: 1,500円(通常価格)※2026年2月19日まで現在20%オフセールで1,200円
    プラットフォーム: PC(Steam)
    日本語: 完全対応(音声・字幕)
    プレイ時間: 2~4時間
    ジャンル: 一人称視点アクション・サバイバル・探索

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  • 声で魔法を唱える?『YAPYAP』が協力型ホラーに革命を起こした理由

    声で魔法を唱える?『YAPYAP』が協力型ホラーに革命を起こした理由

    「ブリンク!ブリンク!ブリンク!」叫び続けた夜

    最初に『YAPYAP』をプレイした夜、私は友人たちと一緒にモニターの前で絶叫していた。「ブリンク!ブリンク!ブリンク!」と必死に叫びながら、巨大な椅子のモンスターから逃げ回っていた。声がかすれるほど叫んだ。隣の部屋から「うるさい」と怒られた。でも、それでも叫び続けた。なぜなら、このゲームでは声が武器だからだ。

    Steam上で「非常に好評」を獲得し、リリース後わずか数時間で約10,000人の同時接続を記録した『YAPYAP』。Lethal Companyの系譜を継ぐ「フレンドスロップ」ホラーの新星として注目を集めているこのゲームは、従来の協力型ホラーとは一線を画す革新的なシステムを持っている。それが「音声認識による呪文詠唱」だ。

    ボタンを押すのではなく、実際に声を出して魔法を発動する。この一点だけで、『YAPYAP』は他のどんな協力型ホラーゲームとも違う体験を提供してくれる。

    魔導師の手下になって、ライバルの塔を荒らしまくれ!

    『YAPYAP』のコンセプトはシンプルかつ痛快だ。プレイヤーは月のような顔をした大魔導師に召喚された手下となり、最大5人の仲間とともにライバル魔導師の塔に侵入する。目的はただ一つ──徹底的に破壊工作を行うこと。

    ピアノを壊せ。トイレを詰まらせろ。カーペットを汚せ。相手の魔導師の一日を台無しにするため、あらゆる迷惑行為を行ってポイントを稼ぐ。これが「破壊目標(Vandalism Target)」と呼ばれる本作の核心的なゲームプレイだ。

    通常の協力型ホラーゲームでは、プレイヤーは怯えながらアイテムを集め、モンスターから逃げ回る被害者の立場だ。しかし『YAPYAP』では、あなた自身が問題を起こす側になる。この視点の転換が、ゲームに独特の爽快感と混沌をもたらしている。

    塔の中には高価な家具、美しい調度品、手入れされた植物などが配置されており、それらを魔法で破壊することでポイントを獲得できる。制限時間内に目標ポイントに到達すれば、その日のノルマ(Quota)達成となる。達成すればゴールドを獲得し、次のクオータに進むことができる。失敗すれば……まあ、魔導師に怒られるだけだ。また挑戦すればいい。

    「ブリンク」「プッシュ」「フィッシファイ」──声で唱える多彩な魔法

    本作最大の特徴が、音声認識による呪文詠唱システムだ。マイクに向かって呪文を唱えることで、実際に魔法が発動する。しかも発音が重要なため、どんなに緊迫した状況でも正確に発音しなければならない。

    最初に手に入るのは「Wind Wand(風の杖)」。これは基本的な攻撃魔法で、「Push(プッシュ)」と唱えれば風で物を押し、「Pull(プル)」と唱えれば引き寄せることができる。シンプルだが、物を壊すには十分な威力を持っている。

    しかし、本作の真価はショップで購入できる上位の杖にある。

    Fire Wand(炎の杖):「Fire(ファイア)」と唱えると火球を発射し、高いダメージを与える。DPS特化型の攻撃魔法で、モンスター相手にも有効だ。

    Grotesque Wand(グロテスクな杖):最もユニークな杖の一つ。「Sneeze(スニーズ)」と唱えるとくしゃみ攻撃を繰り出し、「Fishify(フィッシファイ)」と唱えると敵を魚に変えることができる。そう、魚だ。巨大なモンスターがピチピチと跳ねる魚になる光景は、一度見たら忘れられない。

    Teleportation & Movement Spells:「Blink(ブリンク)」でテレポート、「Float(フロート)」で浮遊、「Levitate(レビテート)」で物体を浮かせることができる。これらの移動魔法は、塔の複雑な構造を攻略する上で必須となる。

    Utility Spells:「Clone(クローン)」で分身を作り、「Disguise(ディスガイズ)」で変装し、「Confuse(コンフューズ)」で敵を混乱させる。戦略的に使えば、モンスターを欺いて安全に破壊工作を進められる。

    音声認識の精度は驚くほど高い。英語だけでなく、日本語を含む多言語に対応しており、中国語(北京語)にも対応している。ただし、発音が曖昧だったり、周囲の雑音が多いと誤認識される場合がある。実際、カジュアルな会話中に偶然「ブリンク」に似た言葉を発してしまい、友人を崖から突き落としてしまったこともあった。

    また、パズル要素にも音声認識が組み込まれている。ある部屋では、巨大な円盤状のパズルがあり、ボールを中心に導く必要がある。このパズルは「OOOOOO」と高い声を出せば左に回転し、「EEEEEE」と低い声を出せば右に回転する。チーム全員で叫びながらパズルを解く体験は、笑いと緊張が入り混じった奇妙な楽しさがある。

    ジェスターとアーマーチェア──塔を守る恐怖のモンスターたち

    破壊工作を邪魔するのが、塔に配置された魔法生物とモンスターたちだ。彼らはプレイヤーを発見すると追跡し、捕まれば即死またはノックダウンされる。

    Jester(ジェスター):最も恐れられているモンスターの一つ。ピエロのような姿をしており、プレイヤーを発見すると猛烈な速度で追いかけてくる。一度ロックオンされると逃げるのは極めて困難で、壁を貫通して攻撃してくることもある。杖のクールダウン中に遭遇すると、ほぼ確実に死が待っている。

    Armchair(アーマーチェア):歩く椅子のモンスター。見た目はコミカルだが、攻撃力は馬鹿にできない。近づいてきたら即座に「ブリンク」でテレポートするか、「プッシュ」で押し返すのが定石だ。

    その他の魔法生物:塔には他にも様々な魔法生物が徘徊している。それぞれが異なる行動パターンを持ち、対処法を学ぶ必要がある。

    AIの挙動は一貫性がなく、時には「脳死状態」のように動かず、時には「特殊部隊並み」の精度でプレイヤーを追跡する。この不安定さが、本作のホラー要素をさらに増幅させている。予測不可能な敵は、予測可能な敵よりも遥かに恐ろしい。

    ソロプレイは地獄、マルチプレイは天国

    『YAPYAP』を語る上で避けて通れないのが、マルチプレイの重要性だ。はっきり言おう──このゲームをソロでプレイするのは地獄だ。

    経済バランスはチームプレイを前提に設計されており、ソロでは稼げるゴールドが少なく、強力な杖を購入するまでに膨大な時間がかかる。モンスターも複数人で注意を分散させることを前提にデザインされており、一人では対処しきれない。そして何より、ソロプレイでは本作最大の魅力である「混沌とした楽しさ」が失われてしまう。

    一方、3〜6人でプレイすると、『YAPYAP』は本領を発揮する。チームメイトが「ブリンク!ブリンク!」と叫びながらジェスターから逃げ回る姿を見たり、誰かが「フィッシファイ」でモンスターを魚に変えて全員が爆笑したり、パズルを解くために全員で奇声を上げたり──これらの体験は、マルチプレイでしか味わえない。

    ただし、リリース時点ではパブリックマッチメイキングが実装されていない。つまり、ランダムプレイヤーとのマッチングはできず、基本的にフレンドとプレイする必要がある。開発チームはフレンドリスト機能やプライベート/パブリック/フレンドオンリーのロビー設定を追加したと発表しているが、完全なパブリックマッチメイキングはまだ実装されていない。

    友人がいない場合は、Discordコミュニティに参加してプレイヤーを探すのが最善の選択肢だ。

    PS1風グラフィックと技術的な課題

    ビジュアル面では、『YAPYAP』は「呪われたPS1」美学を採用している。重いピクセルフィルター、低ポリゴンモデル、粗いテクスチャが組み合わさり、独特の不気味な雰囲気を醸し出している。このレトロなグラフィックスタイルは、現代のホラーゲームにはない独特の恐怖感を生み出している。

    しかし、技術的な面では課題も多い。

    バグの多さ:床をすり抜けて落下する、杖が虚空に消える、クラッシュでセーブデータが消えるなど、数多くのバグが報告されている。私自身、良い進行状況を記録していたセッション中にクラッシュし、すべてを失った経験が3回ある。

    パフォーマンス問題:低スペックPCでの最適化が不十分で、フレームレートが10〜15fpsまで低下することがある。グラフィック設定のオプションが限られており、特に解像度設定がパフォーマンスに大きく影響するにも関わらず、調整の幅が狭い。

    ネットワークの不安定さ:協力プレイ中に、一部のプレイヤーが他のプレイヤーの画面では浮遊して動かないように見えるデシンク問題が発生する。再接続で解決できる場合もあるが、頻繁に発生するため煩わしい。

    音声認識の誤動作:バックグラウンドノイズや訛りがある場合、音声認識の精度が低下する。また、偶発的な友好的火力(味方への誤射)も頻発する。

    開発チームはアクティブにパッチをリリースしており、コミュニティのフィードバックに積極的に対応している。リリース後数日で複数のパッチがリリースされ、マップからプレイヤーがスタックした際にテレポートできる機能や、中国語音声認識の改善などが実装された。

    経済バランスと「金持ちはより金持ちに」問題

    『YAPYAP』の経済システムには、重大な欠陥がある。それが「富の格差」問題だ。

    ゴールドは共有制だが、稼ぎにくい。3回のランを重ねてようやくFire Wandを購入できる程度のゴールドが貯まるが、バグやワンショットメカニックで死亡すると装備をすべて失う。そして、それを取り戻すためにまた1時間かかる。

    Wind Wand(基本装備)はQuota 2以降ではほぼ無力になるが、他の杖を購入する余裕がない。これにより「金持ちはより金持ちに、貧乏人はより貧乏に」というループが発生する。一度悪いランが続くと、夜全体が台無しになる。

    この経済バランスは、ゲームの最大の欠点の一つだ。装備を失うこと自体はジャンルの定石だが、その喪失が「プレイヤーの時間を尊重していない」と感じられる点が問題だ。

    それでも『YAPYAP』は特別だ

    技術的な問題、経済バランスの不備、ソロプレイの厳しさ──これらすべての欠点を認めた上で、それでも『YAPYAP』は特別なゲームだ。

    このゲームが生み出す「自然発生的なコメディ」は、AAA級のスタジオが何億円かけても再現できない。友人が「ブリンク!」と叫びながらモンスターから逃げ回る姿、誰かが偶然にも味方を魚に変えてしまった瞬間の爆笑、パズルを解くために全員で奇声を上げる光景──これらは台本では書けない、プレイヤー同士の相互作用から生まれる純粋な楽しさだ。

    サンドイッチ一個分の価格(通常1,200円、セール中960円)で、友人たちと何時間も笑い転げる体験を提供してくれる。それだけで十分な価値がある。

    多くの低評価レビューが「アップデートがあれば評価を変えたい」と締めくくっているのは、このゲームの潜在能力を誰もが信じているからだ。開発チームのMaison Bapは、前作『BAPBAP』でも同様に82%の好評価を獲得しており、コミュニティへの対応力には定評がある。

    欠陥だらけの杖であっても、放たれる閃光は本物の魔法だった。

    基本情報

    ゲーム名:YAPYAP
    開発元:Maison Bap
    パブリッシャー:Maison Bap
    対応プラットフォーム:PC(Steam)
    リリース日:2026年2月3日
    価格:¥1,200(リリース記念セール:¥960 / 2月18日まで)
    プレイ人数:1〜6人(協力プレイ)
    対応言語:日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、フランス語、スペイン語ほか
    Steam評価:非常に好評(82% / 1,020件以上のレビュー)

    システム要件

    • 最低:Core i5 6600、GeForce GTX 970相当以上
    • 推奨:より高性能なCPU/GPU(最適化が不十分なため)

    ジャンル:協力型ホラー、マルチプレイヤー、音声認識アクション、ダンジョンクローラー
    プレイ時間:1セッション30分〜1時間程度
    難易度:中〜高(チームプレイ前提、AIの不安定さ)

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