カテゴリー: オンライン協力プレイ

  • 農場に潜む裏切り者を探せ!疑心暗鬼が渦巻くマルチプレイヤー社会推理ゲーム『Grim Pastures』早期アクセス配信中

    農場に潜む裏切り者を探せ!疑心暗鬼が渦巻くマルチプレイヤー社会推理ゲーム『Grim Pastures』早期アクセス配信中

    1970年代の牧歌的な農場を舞台にした『Grim Pastures』が、Steamで早期アクセス配信を開始した。本作は3~10人でプレイする三人称視点の社会推理パーティーゲームで、善良な季節労働者として農場の作業を完遂しつつ、紛れ込んだ殺人鬼を見つけ出すスリリングな体験を提供する。

    開発チームによると、早期アクセス期間は6~12ヶ月を予定しており、コミュニティのフィードバックを基にゲームバランスの調整やバグ修正を行っていくとのことだ。現在Steamでは27件のレビュー全てが好評価という、注目すべき滑り出しを見せている。

    Among Us meets 農場サバイバル

    『Grim Pastures』の基本ゲームプレイは、人気ゲーム『Among Us』のような社会推理要素に、リソース収集とタスク管理システムを組み合わせたものだ。プレイヤーは季節労働者として畑、温室、森、納屋といったエリアで生産材料を収集し、日没までに全ての荷車への積み込みを完了させなければならない。

    しかし、プレイヤーの中には連続殺人鬼が潜んでおり、彼らは表向きは生産作業に協力しながら、影で他の労働者を排除し、作業を妨害しようと企んでいる。善良な労働者は仲間を信頼し協力して作業を進めながらも、常に周囲への警戒を怠ってはならない。

    個性豊かなキャラクター能力システム

    本作の大きな特徴の一つが、各プレイヤーが持つユニークなキャラクター能力だ。医師なら救急キットを作成でき、幽霊なら一定時間透明になって移動可能、木こりなら斧を強力に扱え、葬儀屋なら死亡したプレイヤーの役職を暴露できる。

    これらの特殊能力を効果的に活用することで、生存確率と影響力を高めることができる。ただし、能力の使用には慎重さが求められる。例えば、葬儀屋の能力で殺人鬼を特定できれば大きなアドバンテージとなるが、自分の正体を明かすリスクも伴うのだ。

    緊張感を演出する武器とサイドクエスト

    農場には斧、鎌、リボルバーといった武器が点在しており、プレイヤーは自衛のために常に武器を携帯しておく必要がある。特にサイドクエストを完了した善良なプレイヤーはリボルバーを入手できるため、殺人鬼との直接対決で有利に立てる。

    しかし武器の存在は両刃の剣でもある。殺人鬼も同様に武器を使用できるため、孤立した場所での作業は極めて危険だ。「人里離れた場所で長時間作業をしてはならない」という基本ルールが、ゲーム全体に緊張感をもたらしている。

    殺人鬼側の戦略的プレイ

    殺人鬼側のプレイヤーには、また別の楽しさが用意されている。表向きは善良な労働者として振舞いながら、適切なタイミングで他のプレイヤーを排除し、生産作業を妨害する必要がある。

    特に興味深いのは、農場のアナウンス塔を占拠することで農場全体をコントロールできるシステムだ。巧妙に信頼を得て、疑念を他のプレイヤーに向けさせ、最終的には農場を支配下に置く—この心理戦こそが『Grim Pastures』の醍醐味と言えるだろう。

    コミュニティ主導の開発プロセス

    開発チームは早期アクセス期間中、Steamコミュニティや公式Discordを通じて積極的にプレイヤーのフィードバックを収集している。最近のアップデートでは、アンダーテイカーとサイレンサーキャラクターのスキル使用方法の簡素化、ボイスチャット設定の最適化、リボルバーのヘッドショットダメージ増加(100ダメージ)など、コミュニティの声を反映した改善が実装された。

    また、インベントリシステムの改良や収納エリアの追加、作物栽培エリアへの効果音追加など、ゲーム体験の向上も継続的に行われている。

    友達との疑心暗鬼を楽しもう

    『Grim Pastures』は、友人同士で集まって疑心暗鬼を楽しむのに最適なゲームだ。1970年代の懐かしい農場という設定により、『Among Us』とは異なる独特の雰囲気を味わえる。

    ボイスチャット機能により、プレイヤー間のコミュニケーションがよりリアルになり、裏切りと協力の心理戦がより深く楽しめる。「この人は本当に信頼できるのか?」という緊張感が、最後まで途切れることがない。

    社会推理ゲームが好きな方、友人とのパーティーゲームを探している方、そして心理戦を楽しみたい方に強くおすすめしたい。『Grim Pastures』は現在Steamで早期アクセス配信中だ。


    基本情報

    • タイトル: Grim Pastures
    • ジャンル: 社会推理・マルチプレイヤー・パーティーゲーム
    • 対応人数: 3〜10人
    • 対応機種: PC(Steam)
    • 配信状況: 早期アクセス配信中
    • 価格: 700円
    • 言語: 英語(日本語対応未定)
  • 友達と一緒に幽霊を「捕獲」せよ!協力型ホラー『Ghost Watchers』で楽しむゴーストハンティング体験

    友達と一緒に幽霊を「捕獲」せよ!協力型ホラー『Ghost Watchers』で楽しむゴーストハンティング体験

    「また死んだ……」

    『Phasmophobia』のような協力型ホラーゲームを求めていた筆者が、Steam で「非常に好評」を獲得している『Ghost Watchers』に手を出してみた。最初は「また同じような幽霊調査ゲームか」と思っていたのだが、プレイしてみるとこれが予想以上に面白い。なによりも、幽霊を「調査」するだけでなく「捕獲」できるのが新鮮だった。

    Phasmophobia とは一味違う、幽霊「捕獲」体験

    『Ghost Watchers』は、最大4人で協力して廃墟に出没する幽霊を調査・捕獲するオンライン協力型ホラーゲームだ。開発は Renderise で、2022年7月に早期アクセス版がリリースされ、2025年7月に正式版となった。

    本作最大の特徴は、幽霊の正体を特定した後に「弱体化」させて「捕獲」できること。『Phasmophobia』のような類似ゲームでは調査が終われば任務完了だが、『Ghost Watchers』では調査はあくまで前段階。幽霊の種類、年齢、気分を特定してから、その幽霊専用の弱体化手順を実行し、最終的に「ゴーストキャッチャー」で捕まえるのが目標となる。

    この捕獲システムにより、単なる調査ゲームから一歩進んだ「ポケモンのような収集要素」が生まれている。捕獲した幽霊はベース内に展示され、コレクション要素としても楽しめるのだ。

    20種類の幽霊と60種類以上の調査機材

    本作には現時点で20種類の幽霊が登場する。定番の「ポルターガイスト」や「悪魔」から、「キョンシー」「溺れた女」「ハングマン」まで、バラエティに富んだラインナップだ。それぞれが固有の特徴と弱点を持っており、対処法も異なる。

    調査に使用できる機材は60種類以上。EMF検出器や温度計といった定番の機材に加え、ウィジャボード、ヴードゥー人形、ラジオなど多種多様なツールが用意されている。これらを駆使して幽霊の「種類」「年齢」「気分」の3つを特定するのが最初の目標だ。

    特に面白いのが「気分」の概念。同じ幽霊でも「冷静」「怒り」「悲しみ」など異なる感情状態を持っており、これによって行動パターンや弱体化手順が変わる。幽霊にも感情があるという設定が、単なる調査ゲームに深みを与えている。

    カジュアルでも奥深い、初心者に優しいホラー体験

    プレイしてみて感じたのは、『Phasmophobia』よりもカジュアルで取っつきやすいということ。『Phasmophobia』では幽霊に見つかったら基本的に逃げるしかないが、『Ghost Watchers』では塩を投げつけたり、十字架を掲げたりして幽霊を撃退できる。

    これにより「即死ゲー」感が大幅に軽減され、ホラーゲーム初心者でも楽しめるバランスになっている。筆者も最初のうちは何度も死んでしまったが、防御手段があることで徐々にコツを掴んでいけた。

    ただし、油断は禁物。幽霊によってはプレイヤーを別の部屋に「ドラッグ」して連れ去ったり、全てのアイテムを初期地点に落とさせたりする厄介な攻撃を仕掛けてくる。特に高難易度では玄関ドアがロックされて逃げられなくなるなど、緊張感もしっかり味わえる。

    協力プレイでこそ光る楽しさ

    本作の真価は協力プレイにある。一人では持ちきれない調査機材を仲間と分担し、それぞれが異なる証拠を探して情報を共有する過程が非常に楽しい。

    「温度が下がった!」「EMFが反応してる!」「ラジオに声が!」といった具合に、リアルタイムで情報を交換しながら幽霊の正体に迫っていく瞬間は、まさに本格的なゴーストハンティング体験だ。

    弱体化フェーズでは更に協力が重要になる。「全てのドアを開けろ」「3本のロウソクを灯せ」「特定の部屋で儀式を行え」など、複数人で手分けして作業する必要がある場合が多い。一人が幽霊の注意を引いている間に、他のメンバーが準備を進めるといった連携プレイが求められる。

    7つのマップで繰り広げられる恐怖

    現在のところ、病院、学校、農場、精神病院、刑務所、住宅、地下鉄駅の7つのマップが用意されている。どのマップも薄暗く不気味な雰囲気に満ちており、ホラーゲームらしい恐怖感をしっかりと演出している。

    各マップには隠されたイースターエッグも存在し、探索の楽しみも用意されている。同じマップでも幽霊の種類や出現場所が変わるため、何度プレイしても新鮮な体験ができるのも魅力だ。

    現在の課題と今後の期待

    正式版になったとはいえ、まだ完璧とは言えない部分もある。特に2025年の大型アップデート後、一部のツールが正常に動作しないバグや、幽霊が正常に出現しない問題が報告されている。開発チームは積極的に修正に取り組んでいるようだが、購入前にSteamの最新レビューをチェックすることをおすすめする。

    また、一部のプレイヤーからは「効率プレイが単調になる」「やり込み要素が『Phasmophobia』より薄い」といった指摘もある。確かに慣れてくると作業的になりがちな部分があり、長期間のプレイには向かない可能性がある。

    しかし、幽霊調査ゲームが初めての人や、『Phasmophobia』の難易度に挫折した人にとっては、むしろこのカジュアルさが魅力となるだろう。

    総評:友達と楽しむ週末ホラー

    『Ghost Watchers』は、『Phasmophobia』ほどの完成度や奥深さはないものの、独自の「捕獲」システムと親しみやすいバランスで差別化を図った良作だ。特に協力ホラーゲーム初心者にとっては、このジャンルの入門作として最適な選択肢と言える。

    友達と一緒にワイワイ騒ぎながら幽霊退治を楽しみたい人、『Phasmophobia』は難しすぎると感じた人、収集要素のあるホラーゲームを求めている人におすすめしたい。

    ただし、本格的な恐怖体験や高難易度のチャレンジを求めている人には、やや物足りなく感じるかもしれない。あくまで「カジュアルに楽しむホラーゲーム」として割り切って楽しむのが良いだろう。

    値段も手頃で、Steam では頻繁にセールも行われている。友達と一緒に新しいホラー体験を求めているなら、一度試してみる価値は十分にある。

    基本情報

    タイトル: Ghost Watchers
    開発: Renderise
    販売: Renderise
    配信日: 2025年7月24日(正式版)
    早期アクセス開始: 2022年7月28日
    価格:1,520円( Steam)
    言語: 日本語対応(21言語対応)
    プラットフォーム: PC(Steam)
    プレイ人数: 1-4人(オンライン協力プレイ)

    Steam購入リンクはこちら: https://store.steampowered.com/app/1850740/Ghost_Watchers/

  • 過小評価されすぎている協力ローグライク『Gatekeeper』。Risk of Rain 2好きなら絶対ハマる、カオス×爽快感の化身

    過小評価されすぎている協力ローグライク『Gatekeeper』。Risk of Rain 2好きなら絶対ハマる、カオス×爽快感の化身

    このゲーム、なぜ話題になってないのだ?

    Steamで「Very Positive(85%)」という高評価を獲得しているにも関わらず、日本ではほとんど知られていない隠れた名作がある。それが『Gatekeeper』だ。

    Risk of Rain 2のような見下ろし視点のローグライクシューターで、最大4人協力プレイに対応。「盗まれた時間の心臓(Heart of Time)」を取り戻すため、混沌の化身「Chaos」を追い、5つの惑星を舞台に機械の軍勢との激戦を繰り広げる作品である。

    開発はGravity Lagoon、パブリッシャーはHypeTrain Digitalが担当し、2024年8月1日に正式リリース。早期アクセスから約1年3ヶ月をかけて完成度を高めてきた、インディースタジオ初のデビュー作だ。

    「なぜ流行らない?」から始まったプレイ体験

    正直に言うと、最初にSteamストアページを見たとき「これ、面白そうなのになんで誰も話題にしてないんだろう?」という疑問が先に立った。レビュー評価は高いし、協力プレイ対応のローグライクという魅力的な組み合わせ。なのに、配信者もプレイ動画も日本ではほとんど見かけない。

    そんな疑問を抱きつつも、Risk of Rain 2で数百時間遊んだ身として「似たような体験ができるなら」と$15(約2,200円)で購入してみたのだが……これが予想以上のハマりゲームだった。

    実際にプレイしてみると、確かにRisk of Rain 2の影響を強く受けているのは間違いない。しかし、単なるパクリではなく、独自の魅力と完成度の高さが光る作品に仕上がっている。

    9つのゲートキーパーで織りなす多彩なプレイスタイル

    本作の最大の特徴は、9種類の「ゲートキーパー」から選択できる豊富なキャラクタバリエーションだ。それぞれが全く異なるスキル構成と立ち回りを持っており、協力プレイ時の役割分担も明確に分かれる。

    例えば、デフォルトキャラクターのHybridは復活能力を持つバランス型で初心者向き。一方、近接特化のキャラクターは一撃の威力が高いものの、敵の弾幕をかいくぐる技術が要求される玄人向けといった具合に、プレイヤーのスキルレベルに応じた選択肢が用意されている。

    さらに、レベルアップ時に獲得できるスキル強化や、100種類以上存在する「アーティファクト」システムによって、同じキャラクターでも全く異なるビルドを構築できる。この組み合わせの妙こそが、本作の中毒性の源泉だ。

    トライアドシステムが生み出す戦略的深さ

    本作独自の要素として特筆すべきは「トライアドシステム」だ。3つのアーティファクトを組み合わせることで、単純な効果の足し算では得られない特別な効果を発揮するこのシステムが、ビルド構築に戦略的な深さをもたらしている。

    例えば、「攻撃速度アップ」「クリティカル率向上」「範囲攻撃強化」の3つを組み合わせると、単なる数値強化を超えた相乗効果により、画面を覆い尽くす敵の大群を一瞬で薙ぎ払う爽快感を味わえる。

    この組み合わせを考える楽しみは、まさに deck building系ゲームのそれに近い。毎回異なるアーティファクトが入手できるため、「今回はこのビルドで行こう」という戦略的思考が自然と生まれ、リプレイ性を大幅に高めている。

    協力プレイこそ真骨頂

    ソロプレイでも十分楽しめる作品だが、本作の真価は最大4人での協力プレイにある。それぞれが異なるキャラクターとビルドを選択し、連携を取りながら進む体験は、まさに「チームでクリアした」という達成感に満ちている。

    特に終盤のボス戦「サイレン」との戦いは圧巻だ。巨大なボスが放つ多彩な攻撃パターンを、4人それぞれの役割に応じて対処していく様は、まるでMMORPGのレイドバトルのような戦略性を持つ。

    一人が囮となって注意を引きつける間に、遠距離キャラが削り、近接キャラが一気に畳み掛ける……そんな連携が決まったときの爽快感は、ソロプレイでは絶対に味わえない特別なものだ。

    Steam Deck完全対応で、いつでもどこでも

    うれしいことに、本作はSteam Deck Verifiedに認定されており、ハンドヘルドでの快適なプレイが保証されている。実際に筆者もSteam Deckで何時間もプレイしているが、操作性に全く問題はなく、むしろ携帯機でサクッと一戦楽しめる手軽さが魅力的だ。

    通勤中の電車内でソロプレイを楽しみ、家に帰ったらフレンドと協力プレイ……そんな使い分けができるのも現代的で素晴らしい。

    唯一の不満点は「なぜ流行らないのか」

    約30時間プレイした現時点で、大きな不満点は正直見当たらない。確かに超高難度での調整不足や、一部のアーティファクトのバランスに課題はあるものの、開発チームは積極的にアップデートを続けており、今後の改善に期待できる。

    むしろ最大の不満は「なぜこんなに面白いゲームが日本で話題になっていないのか」ということだ。協力プレイ対応のローグライクを求めているプレイヤーは確実に存在するはずなのに、言語の壁や宣伝不足によって埋もれてしまっているのが実にもったいない。

    本作をプレイしたとあるSteamレビューでは「so underrated(過小評価されすぎ)」というコメントが多数見受けられるが、まさにその通りだと思う。

    ローグライク好きなら迷わず購入を

    『Gatekeeper』は、Risk of Rain 2、Vampire Survivors、Roboquest……といったローグライク作品を楽しんだ経験があるプレイヤーには、絶対的にオススメできる作品だ。

    特に「友達と一緒にワイワイ楽しめるローグライクが欲しい」という方には、これ以上ない選択肢と断言できる。$15という価格も、提供される体験の質と量を考えれば破格と言っていいだろう。

    2024年のインディーゲーム界で、これほどまでに過小評価されている良作も珍しい。まずは無料のプロローグ版『Gatekeeper: Infinity』で体験してみて、気に入ったら本編を購入してみてほしい。きっと、筆者と同じ「なんでこれ流行ってないの?」という疑問を抱くことになるはずだ。

  • ナマケモノがロングボードで山を駆ける!癒しの高速スケートゲーム『Driftwood』をご存知ですか?

    ナマケモノがロングボードで山を駆ける!癒しの高速スケートゲーム『Driftwood』をご存知ですか?

    まさかナマケモノでこんなに興奮するとは……!!

    Steam で92%という驚異的な高評価を獲得している『Driftwood』。「ナマケモノがロングボードで山を滑る」という一見のんびりしていそうな設定に、最初は「癒し系ゲームかな?」と思っていた筆者。ところがプレイしてみると、想像を遥かに超えるスピード感と没入感に完全にハマってしまった。

    「チルなのにスリル」な絶妙バランス

    『Driftwood』は、ナマケモノのエディが主人公のダウンヒル・ロングボードゲームだ。開発はドイツの2人組インディーチーム「Stoked Sloth Interactive」。プログラマー1人とアーティスト1人という小さなチームが作り上げた、シンプルながら完成度の高い作品である。

    ゲームの魅力は、なんといってもその「チルなのにスリル」な体験にある。美しいローポリの景色の中を、lofi音楽をバックに滑り降りる瞬間は確かに癒される。しかし、スピードが上がるにつれて、対向車を避け、タイトなコーナーをドリフトで抜ける緊張感が生まれる。この絶妙なバランスこそが、本作最大の魅力だろう。

    たった4つのボタンで奥深い操作感

    操作はいたってシンプル。前傾でスピードアップ、後傾でエアブレーキ、左右のバンパーでドリフト。それだけだ。しかし、このシンプルな操作から生まれる奥深さがすごい。

    特にドリフトシステムが秀逸で、タイトコーナーではドリフトが必須となる。しかし、やりすぎると180度スピンして壁に激突……なんてことも日常茶飯事。「今度こそ完璧なラインで」と何度も挑戦したくなる、中毒性の高いゲームプレイが実現されている。

    筆者も最初は「簡単でしょ?」と思っていたが、実際にプレイしてみると想像以上に難しい。特に高速でのコーナリングは、本物のロングボードを体験しているかのような緊張感がある。アナログスティックの微細な調整が勝敗を分けるため、まさに「簡単に始められるが、極めるのは困難」なゲームに仕上がっている。

    リプレイ性も抜群の15+レベル

    現在、15以上のレベルが用意されており、それぞれが5-7分程度でプレイできる。各レベルには複数のルートが用意されているため、「今度は森のルートを通ってみよう」「今回は城を通り抜けてみるか」といった楽しみ方ができる。

    また、オンラインリーダーボードや最大8人でのマルチプレイにも対応。友達と一緒に「誰が一番速いか」を競うのも楽しい。筆者は1人でプレイすることが多いが、時折フレンドと一緒に滑ると、普段とは違った盛り上がりが生まれる。

    カスタマイズ要素も充実しており、ボードやホイール、エディの服装を変更可能。性能差もあるため、自分のプレイスタイルに合わせた組み合わせを見つける楽しさもある。

    早期アクセス特有の課題も

    ただし、本作は2023年6月から早期アクセスを開始し、2025年8月に正式リリースされたばかり。プレイしていると、まだいくつかの技術的な課題が残っているのも事実だ。

    特に高フレームレート(120fps以上)でプレイすると、操作が過敏になってコントロール不能になるバグが報告されている。開発チームもこの問題を把握しており、現在はFPS制限を設けることで対処している。また、地面にめり込んでしまうクリッピングバグも散見される。

    とはいえ、これらは早期アクセスゲームとしては許容範囲内。むしろ、2人チームでここまで完成度の高いゲームを作り上げたことに感服する。

    TikTokのあの動画がゲームに

    実は本作、「Fleetwood Macを聞きながらスケボーで坂道を下る男性のTikTok動画」からインスピレーションを得て開発されたという。海外ゲームメディアも「あの素晴らしいTikTok動画の雰囲気をゲームにして、人間をクールなナマケモノに置き換えたのがDriftwoodだ」と評している。

    なるほど、だからこんなにも「バイブス」が良いのか。音楽、映像、操作感、すべてが一つの世界観として統一されているからこそ、プレイしているだけで気持ち良くなれるのだろう。

    Steam Deckでの快適プレイも魅力

    『Driftwood』はSteam Deck認証済みタイトルでもある。実際にSteam Deckでプレイしてみたが、コントローラーでの操作感が非常に良く、ベッドでゴロゴロしながらでも快適にプレイできる。

    特に就寝前のリラックスタイムには最適。美しい景色と心地よい音楽に包まれながら、程よい緊張感を楽しめる。気がつくと「もう1ステージだけ…」と延々とプレイしてしまう魔力がある。

    まとめ:シンプルだからこそ光る完成度

    『Driftwood』は、複雑なシステムやストーリーで勝負するのではなく、「気持ちよく滑る」という一点に集中して作られたゲームだ。だからこそ、他にはない独特の魅力を持っている。

    価格も19.99ドル(日本円で約2,300円)とリーズナブル。ちょっとした空き時間に、美しい景色の中をナマケモノと一緒に滑ってみてはいかがだろうか。きっと、想像以上にハマってしまうはずだ。

    「最速を目指すのではなく、フローを感じることが重要」。開発者のこの言葉通り、本作は競争よりも体験を重視したゲームに仕上がっている。日々の疲れを忘れて、ただただ滑ることの楽しさを思い出させてくれる、そんな特別な作品である。


    基本情報

    タイトル: Driftwood
    開発: Stoked Sloth Interactive
    販売: Stoked Sloth Interactive
    プラットフォーム: Steam (PC)
    ジャンル: スポーツ, レーシング, カジュアル, シミュレーション
    プレイ人数: 1-8人
    価格: 2,300円
    日本語: 対応
    Steam Deck: 認証済み
    発売日: 2025年8月1日(早期アクセス:2023年6月1日)

    公式サイト: https://linktr.ee/stokedslothinteractive
    Steam: https://store.steampowered.com/app/2223700/Driftwood/

  • 友情破壊確定!? 線路建設協力ゲーム『Unrailed!』でチームワークの限界に挑め!

    友情破壊確定!? 線路建設協力ゲーム『Unrailed!』でチームワークの限界に挑め!

    協力ゲームの皮をかぶった友情破壊ゲーム……?

    Steam で 93% という驚異的な高評価を誇る協力プレイゲーム『Unrailed!』。「最大4人で楽しめる線路建設ゲーム」という一見ほのぼのとした説明に誘われてプレイしたものの、開始数分で仲間と怒鳴り合いをしている自分がいた……。

    見た目はかわいらしいピクセルアートで描かれた『Unrailed!』だが、その実態は極限のチームワークが求められる、まさに「協力」の名を借りたパニックゲームだったのである。

    シンプルすぎるルールが生む極限の緊張感

    『Unrailed!』のルールは驚くほどシンプル。止まることを知らない機関車の前に線路を敷き続けるだけだ。線路の材料となる木材と鉄鉱石を集め、線路を作り、適切な場所に配置する。それだけ。

    しかし、このシンプルなルールこそが本作の恐ろしい罠だった。機関車は容赦なく前進し続け、線路が足りなくなればゲームオーバー。プレイヤーは常に時間に追われながら、木を切り、石を掘り、線路を作り続けなければならない。

    最初のステージは「余裕じゃん」と思っていたものの、ゲームが進むにつれて地形は複雑になり、機関車のスピードも上がっていく。気がつけば画面は完全なカオス状態。「木材が足りない!」「鉄鉱石を取ってきて!」「線路をもっと早く作れ!」という叫び声が飛び交う戦場と化していた。

    協力という名の責任の押し付け合い

    『Unrailed!』で最も恐ろしいのは、明確な役割分担が存在しないことだ。木材係、鉱石係、線路製作係、配置係……誰がどの役割を担うかは完全にプレイヤー次第。しかし、ちょっとでも連携が取れなくなると、たちまち破綻する。

    「なんで木を切らないんだ!」 「鉄鉱石がないって言ったでしょ!」 「線路の配置が遅い!」

    こんな会話が日常茶飯事。協力プレイのはずなのに、いつの間にか犯人探しが始まってしまう。特に、機関車が線路の終端に近づく「あと5秒でゲームオーバー」という瞬間の緊張感は筆舌に尽くしがたい。普段は温厚な友人が豹変する瞬間を何度も目撃した。

    地形という名の追加試練

    ゲームが進むと、平坦な草原から雪原、砂漠、さらには水辺や溶岩地帯まで、様々なバイオームが登場する。それぞれに独特のギミックがあり、プレイヤーを容赦なく困らせる。

    水場では橋を架けなければならず、普通の線路では通れない。雪原では動きが遅くなり、溶岩地帯ではバケツで水を運んで道を作らなければならない。新しいバイオームに入るたびに「今度は何だ!?」と新たな絶望を味わうことになる。

    しかも、ゲームは親切にもこれらのギミックを事前に教えてくれない。「あれ、なんで線路が敷けないの?」「この氷、どうやって溶かすの?」といった具合に、試行錯誤しながら進むしかないのだ。

    なぜかやめられない中毒性

    これだけ書くと「なんて理不尽なゲームだ」と思われるかもしれないが、不思議なことに『Unrailed!』は異常に中毒性が高い。失敗するたびに「今度こそは!」という気持ちが湧き上がり、気がつけば夜が明けている。

    成功したときの達成感は格別で、チーム全員で「やったー!」と叫んでしまう。あれだけ口論していたメンバーとハイタッチを交わす瞬間は、他のゲームでは味わえない特別な体験だ。

    特に、ギリギリのタイミングで線路を繋げて機関車が滑り込んでいく瞬間の爽快感は、まさに『Unrailed!』でしか味わえない快感である。チームワークが完璧に機能したときの一体感は、協力ゲームの醍醐味そのものだった。

    初心者でも楽しめる絶妙な難易度バランス

    見た目のかわいさに反して容赦ない難易度の『Unrailed!』だが、実は初心者でも楽しめるよう巧妙に設計されている。最初のステージは本当に簡単で、基本的な操作やルールを自然に覚えられる。

    また、オフラインでのローカル協力プレイから、オンラインでの遠隔プレイまで対応しており、様々なプレイ環境に対応している。コントローラーにも完全対応しているため、リビングでワイワイ楽しむパーティゲームとしても優秀だ。

    Steam Deck での動作も快適で、携帯機として外出先でのプレイも問題ない。むしろ、電車の中で電車ゲームをプレイするというシュールな体験すら可能だ。

    まとめ:友情を試したいなら絶対にプレイすべき

    『Unrailed!』は間違いなく「友情破壊ゲーム」の系譜に連なる作品だ。しかし、それは決してネガティブな意味ではない。真の協力とは何か、チームワークとは何かを、ゲームを通じて体験させてくれる貴重な作品である。

    価格は通常価格2,800円、セール時にはさらに安くなることも多い。コストパフォーマンス抜群の協力ゲームを探している人には、迷わず『Unrailed!』をおすすめしたい。

    ただし一つだけ忠告しておこう。このゲームをプレイした後は、しばらくチームメンバーと気まずい雰囲気になる可能性がある。それも含めて、『Unrailed!』の醍醐味だと思ってほしい。

    真の友情は、線路建設の現場で育まれるのかもしれない……。


    基本情報

    タイトル: Unrailed!
    開発: Indoor Astronaut
    販売: Indoor Astronaut, Daedalic Entertainment
    配信日: 2020年9月23日
    定価: 2,800円(Steam)

    プレイ人数: 1-4人

    購入リンク:

    公式サイト: Unrailed! 公式
    開発者X: @IndoorAstronaut

  • 木星の衛星エウロパで繰り広げられる悪夢の潜水艦シミュレーター『Barotrauma』。協力か裏切りか、深海に沈む人間模様

    木星の衛星エウロパで繰り広げられる悪夢の潜水艦シミュレーター『Barotrauma』。協力か裏切りか、深海に沈む人間模様

    なぜ潜水艦でこんなにも絶望するのか……?

    「協力プレイが楽しい潜水艦ゲーム」という触れ込みで始めた『Barotrauma』。しかし、実際にプレイしてみると、そこは想像を絶する阿鼻叫喚の世界だった。

    木星の衛星エウロパの氷の海を舞台に、プレイヤーたちは潜水艦の乗組員となって危険な任務に挑む。一見するとSF設定の協力ゲームに思えるが、実際は「いかに仲間を信じ、そして時に疑うか」を問われる、極めて人間臭いサバイバル体験だった。

    全てが敵になる恐怖の深海世界

    『Barotrauma』の舞台は、氷に覆われた木星の衛星エウロパ。その氷の下に広がる深海には、人類の想像を絶する恐ろしい生物たちが住んでいる。プレイヤーは潜水艦の乗組員として、船長、機関士、医師、保安官といった役割に分かれ、様々なミッションをこなしていく。

    最初は「みんなで力を合わせて頑張ろう!」という和やかな雰囲気でスタートしたのだが、10分もしないうちに潜水艦は浸水し、原子炉は暴走し、謎の海洋生物に攻撃され、気がつくと仲間同士で殴り合いを始めているという、まさにカオス状態に陥った。

    チームワークが試される複雑なシステム

    本作の真の魅力は、その圧倒的に複雑なシステムにある。潜水艦の動作一つ取っても、エンジン、原子炉、配線、酸素供給、浸水対策など、全てが有機的に連携している。一人が担当する範囲では到底管理しきれないため、必然的にチームワークが求められる構造になっているのだ。

    船長が「前進だ!」と指示を出しても、機関士がエンジンを動かさなければ船は進まない。医師が治療をしようとしても、材料がなければ何もできない。そして保安官が警戒を怠ると、謎の生物に船体を破られ、全員が海の藻屑と化す。

    最初のうちは、この連携の美しさに感動すら覚えた。「俺が原子炉を管理するから、君は配線を頼む!」「船体に穴が開いた!誰か溶接機を!」といった具合に、まさに映画のような熱い展開が繰り広げられる。

    しかし、人間は信用できない

    ところが、である。本作には「裏切り者(Traitor)」システムが存在する。ランダムに選ばれたプレイヤーは密かに裏切り者となり、他の乗組員を妨害したり、最悪の場合は殺害したりすることが求められる。

    これが恐ろしい。外見では判断できないため、信頼していた仲間が実は敵だったということが頻繁に起こる。「なんで原子炉が爆発するんだ?」と思っていたら、実は機関士が故意に暴走させていたり、「医師に治療してもらおう」と思ったら毒を注射されたりと、もはや誰も信じられなくなってくる。

    特に印象的だったのは、ベテランプレイヤーとの協力プレイだった。彼は非常に頼りになる船長で、的確な指示で何度も危機を乗り越えてくれた。ところが後半になって、実は彼が裏切り者だったことが判明。それまでの信頼関係が一瞬で崩壊し、絶望感に包まれた瞬間は今でも忘れられない。

    学習曲線は急勾配、しかしハマると抜け出せない

    正直に言うと、『Barotrauma』は初心者にはかなり厳しいゲームだ。覚えることが膨大にある上、失敗すれば即座に死が待っている。最初の数時間は「何をすればいいのかわからない」「すぐ死んでしまう」「システムが複雑すぎる」と困惑することの連続だった。

    しかし、基本的な操作と役割を理解し始めると、その奥深さに魅了されてしまう。潜水艦の各システムが有機的に連携している様子を理解し、仲間との連携で危機を乗り越えたときの達成感は何物にも代え難い。

    Modサポートで無限の可能性

    Steam Workshopを通じたMOD対応も本作の大きな魅力の一つだ。新しい潜水艦、武器、生物、さらには全く新しいゲームモードまで、コミュニティによって日々新しいコンテンツが生み出されている。

    特に印象的だったのは、某有名アニメの潜水艦を再現したMODや、現実の海洋生物をベースにした新しいクリーチャー群。これらのMODにより、基本ゲームだけでも十分に楽しめる内容が、さらに無限大の可能性を秘めたものになっている。

    ソロプレイでも楽しめる配慮

    マルチプレイヤーゲームとして設計されている本作だが、AIボットと協力してのソロプレイも可能だ。ボットたちは基本的な作業をこなしてくれるため、一人でも十分に楽しめる。ただし、人間プレイヤーとの駆け引きや予想外の展開を楽しめないため、本作の真の魅力を味わうにはやはりマルチプレイがおすすめだ。

    まとめ:深海に沈む究極のチームワーク体験

    『Barotrauma』は、協力と裏切りが入り混じる独特な体験を提供してくれる稀有な作品だ。学習コストは高いものの、一度システムを理解すれば、他では味わえない緊張感と達成感を楽しめる。

    友達と一緒に挑戦すれば、きっと忘れられない体験が待っている。ただし、その友情が試されることは間違いない。深海の恐怖と人間不信に耐える覚悟があるなら、ぜひエウロパの氷の海に潜ってみてほしい。


    基本情報

    タイトル: Barotrauma
    開発: Undertow Games, FakeFish
    販売: Daedalic Entertainment
    配信日: 2023年3月13日(正式版)
    価格: 4,800円(Steam)
    日本語: 有り(コミュニティ翻訳)
    プレイ人数: 1-16人

  • 最大3人で悪魔の軍勢に挑め!協力デッキビルダー『HELLCARD』が示す”マルチプレイ×カードゲーム”の新境地

    最大3人で悪魔の軍勢に挑め!協力デッキビルダー『HELLCARD』が示す”マルチプレイ×カードゲーム”の新境地

    これが協力型カードゲームの完成形だ!

    「カードゲームを友達と一緒に遊びたい」——そう思ったことがある人は多いはず。しかし現在のデジタルカードゲームの多くは1対1の対戦や、ソロプレイが主流となっている。『Slay the Spire』のような名作デッキビルダーも基本的には一人旅だ。

    そんな中、ポーランドの開発スタジオThing Trunkが放った『HELLCARD』は、最大3人協力プレイに対応したデッキ構築型ローグライクという、まさに「求めていたもの」を実現した作品である。2024年2月に正式リリースを迎え、Steamで89%という驚異的な高評価を獲得している本作の魅力を紹介したい。

    “紙の世界”で繰り広げられる協力カードバトル

    『HELLCARD』は、同スタジオの前作『Book of Demons』と世界観を共有する「ペーパーバース」シリーズの第2作目だ。その名の通り、ポップアップ絵本のような紙細工風のグラフィックが印象的で、キャラクターも敵も、まるで厚紙から切り抜いたような独特の魅力を持っている。

    プレイヤーは戦士、盗賊、魔法使い、機械師の4クラスから選択し、12階層のダンジョンに挑む。ソロプレイ時はAIがコンパニオンを操作してくれるため、常に3人チームでの冒険が楽しめる仕様だ。

    モンスターの”位置”が戦略を決める独自システム

    本作最大の特徴は、モンスターの配置が戦闘に直接影響する「位置システム」だ。戦場は各プレイヤーのエリアに分かれ、さらに「近距離(Near)」と「遠距離(Far)」の2つのレンジに分類される。

    敵は基本的に自分のエリアにいるプレイヤーを狙うが、一部の敵は特定の距離からしか攻撃できない。この仕組みを利用し、敵をカードで移動させたり、味方同士で敵を押し付け合ったりする戦術が重要になる。範囲攻撃カードも敵の配置を考慮してターゲットサークルを設置する必要があり、従来のカードゲームにはない立体的な戦略性を生み出している。

    400枚超のカードで実現する多彩なビルド

    戦闘はターンベースで進行するが、各プレイヤーのアクションはリアルタイムで実行される。マナを消費してカードを使用し、攻撃、防御、バフ、デバフなど様々なアクションを繰り出していく。

    カードの種類は400枚を超え、クラスごとに異なる特色を持つ。戦士は仲間への防御支援と近接攻撃が得意、盗賊は爆弾を使った遠距離攻撃、魔法使いは強力な呪文の代償としてデバフカードを背負う、機械師は「コントラプション」と呼ばれる設置型装置を駆使する。

    アーティファクト(永続的な強化アイテム)も豊富に用意されており、同じクラスでも全く異なるビルドを楽しむことができる。「すべての攻撃が必ず会心だが、会心ダメージは60%減少」といった、一見矛盾するような効果を持つアイテムも存在し、プレイヤーの創意工夫が試される。

    協力プレイこそが真の醍醐味

    本作の真価はマルチプレイにある。3人のプレイヤーが連携して巨大な敵の群れに立ち向かう爽快感は格別だ。ピンチの瞬間に仲間が救援に駆けつけたり、完璧なコンボが決まったりしたときの達成感は、ソロプレイでは味わえない特別な体験となる。

    オンラインマッチングも活発で、時間を問わず他のプレイヤーとの協力プレイを楽しめる。フレンドと遊ぶもよし、見知らぬプレイヤーと出会うもよし、どちらでも楽しめる懐の深さが本作の魅力の一つだ。

    高い難易度とやり込み要素

    一方で、本作は決して簡単なゲームではない。12階層のダンジョンをクリアするだけでも相当な実力が要求され、多くのプレイヤーが5〜6階層で力尽きてしまう。しかし失敗してもキャラクターは成長し、新たなアーティファクトやカードがアンロックされていく。この「負けても前進している」感覚がプレイ継続の原動力となっている。

    クリア後にはエンドレスモードや、ゲームを更に困難にする「トーメント」モディファイアも解禁される。最近では待望のDLC「Bruja」も登場し、新クラスと新たな冒険が追加された。

    日本語対応で敷居も下がった

    2024年3月のアップデートで待望の日本語対応を果たし、日本のプレイヤーにとってもアクセスしやすくなった。コミュニティ翻訳者の協力により実現したという経緯もあり、開発チームの日本市場への想いが感じられる。

    さらに本作にはmod対応も実装されており、コミュニティによる新クラス「Hexer(ヘクサー)」なども楽しめる。開発チームは今後のロードマップも公開しており、継続的なアップデートが期待できそうだ。

    まとめ:協力型カードゲームの新たな可能性

    『HELLCARD』は、デッキ構築型ローグライクというジャンルに「協力プレイ」という新しい風を吹き込んだ意欲作だ。位置システムによる戦略性、400枚を超える豊富なカード、そして何より仲間と一緒に困難に立ち向かう楽しさは、他では味わえない特別な体験を提供してくれる。

    一人でじっくり考えながら進むのも良いが、時には仲間と一緒にワイワイ騒ぎながらカードゲームを楽しみたい——そんな人にこそ、ぜひ手に取ってほしい作品だ。


    基本情報

    タイトル: HELLCARD

    開発: Thing Trunk
    パブリッシャー: Skystone Games, Surefire.Games

    プラットフォーム: PC (Steam)

    リリース日: 2024年2月1日

    価格: 2,799円

    日本語対応: あり

    プレイ人数: 1-3人(協力プレイ)

    ジャンル: 協力型デッキ構築ローグライク

    購入リンク: Steam

  • フレンドと一緒に厨房で大騒ぎ!『Diner Bros 2』は協力プレイの楽しさが詰まった料理ゲームの決定版

    フレンドと一緒に厨房で大騒ぎ!『Diner Bros 2』は協力プレイの楽しさが詰まった料理ゲームの決定版

    協力プレイゲームの新たな傑作がここに……!

    JAYFL Gamesが7年の歳月をかけて送り出した『Diner Bros 2』。前作『Diner Bros』の発売から実に7年、ついに待望の続編がSteamに登場した。

    最初にプレイした印象を正直に言うと、「これは前作とどこが違うんだ?」という感じだった。しかし、実際にプレイしてみると……これがもう、協力プレイゲームとして完璧に進化していたのである。

    7年越しの進化、その名は「カスタマイズ」

    『Diner Bros 2』の最大の特徴は、なんといってもキッチンレイアウトの自由度だ。前作では決められた配置でプレイするしかなかったが、今作ではプレイヤーが自分たちの戦略に合わせてキッチンを自由にカスタマイズできる。

    「フライヤーはここに置いて、グリルはあっちに……」なんて相談しながらレイアウトを考えるのが、これまた楽しい。友達と「いやいや、そこじゃ効率悪いでしょ!」なんて言い合いながら理想のキッチンを作り上げていく過程は、まさにこのゲームならではの醍醐味だ。

    個性豊かすぎる客たち……もはや戦場

    このゲームの真の恐怖は、やってくる客たちにある。一見かわいらしいカートゥン調のグラフィックに騙されてはいけない。ここはガチの戦場だ。

    まず登場するのが「ジョガー」。この人、とにかく急いでいる。注文を取った瞬間から「早く早く!」とばかりに足をバタバタさせるので、こっちも必然的に焦ってしまう。

    次に現れるのが「ティーンエイジャー」。この子がまた厄介で、いつまでも席に居座るのだ。回転率を重視するレストラン経営において、これは死活問題である。

    そして極めつけは「パンク」。なんとこいつ、食い逃げを狙ってくるのだ。「おい待て!金払え!」と心の中で叫びながら、必死に料理を作る羽目になる。

    協力プレイの楽しさは無限大

    このゲームの真骨頂は、なんといっても最大4人での協力プレイだ。1人でプレイしてもそれなりに楽しめるが、友達と一緒にプレイすると楽しさが何倍にも膨れ上がる。

    「チキン2つ、チーズバーガー1つ!」 「了解!フライドポテトも追加で!」 「あー、焦がした!」 「俺がカバーする!」

    こんな具合に、まるで本当のレストランで働いているかのような連携プレイが楽しめる。うまく連携が取れたときの達成感といったら、もう他のゲームでは味わえないレベルだ。

    「バーガー・ブロス」と「チキン・ブロス」、どちらを選ぶ?

    現在のところ、プレイできるのは「バーガー・ブロス」(ハンバーガーレストラン)と「チキン・ブロス」(チキンレストラン)の2つ。それぞれ全く異なるゲームプレイが楽しめるので、両方プレイすることを強くおすすめする。

    バーガー・ブロスは比較的シンプルで、パンにパティを挟んでトッピングを乗せるだけ。初心者でも取っ掛かりやすい。

    一方、チキン・ブロスは調理工程が複雑で、フライドチキンを揚げる時間管理が重要になってくる。上級者向けといえるだろう。

    どちらも最終的には3つ星レストランを目指すのだが、これがなかなかどうして、簡単には達成できない。フードクリティック(食品評論家)が来店したときの緊張感といったら……。

    1人でも大丈夫?サーバー雇用システム

    「友達がいないからできない……」なんて心配は無用だ。このゲームには「サーバー雇用システム」が搭載されており、1人プレイや2人プレイの際にはAIのサーバーを雇って手伝ってもらえる。

    正直なところ、AIサーバーの動きは完璧ではない。時々「そこじゃない!」と思うような動きをすることもある。でも、それがかえって愛嬌に感じられるから不思議だ。

    7年間の開発期間に込められた想い

    開発者のJeff Louie氏は興味深いコメントを残している。「僕は最初、普段”ハードコア”なゲームで酔ってしまうパートナーと一緒にプレイするために『Diner Bros』を作った」

    さらに、「第1作と続編の間に子どもが生まれて大きな休憩を取った。今では……僕の子どもの声が『Diner Bros 2』に入っている!」という心温まるエピソードも。

    こうした家族愛に満ちた開発背景を知ると、このゲームの「みんなで楽しめる」というコンセプトがより深く理解できる。

    エンドレスモードで腕試し

    キャンペーンモードをクリアした後は、エンドレスモードが待っている。これがまた中毒性が高くて困る。「もう1回だけ……」と思って始めると、気がつけば何時間も経っているなんてことがザラにある。

    エンドレスモードでは客が途切れることなくやってくるので、まさに料理人としての真の実力が試される。3回注文を失敗するとゲームオーバーなのだが、この緊張感がたまらない。

    前作プレイヤーにも、新規プレイヤーにもおすすめ

    『Diner Bros 2』は前作をプレイしていなくても十分楽しめる作りになっている。むしろ初めてプレイする人の方が、そのゲームデザインの完成度に驚くかもしれない。

    一方で、前作ファンにとっては「懐かしさ」と「新しさ」の絶妙なバランスが楽しめる。基本的なゲーム性は維持しつつ、7年間の技術進歩と開発経験が活かされた、まさに「正統進化」といえる仕上がりだ。

    価格も1,700円と、この内容を考えれば非常にリーズナブル。協力プレイゲームを探している人には、迷わずおすすめしたい一作である。

    協力プレイゲームの新たな定番として、『Diner Bros 2』はきっと長く愛され続けるだろう。友達と一緒に、厨房で大騒ぎする準備はできているだろうか?


    基本情報

    • タイトル: Diner Bros 2
    • 開発: JAYFL Games
    • 販売: JAYFL Games
    • 配信日: 2025年7月25日
    • プラットフォーム: Steam
    • プレイ人数: 1-4人(ローカル協力プレイ)
    • 価格:1,700円
    • 日本語: 対応
    • ジャンル: 協力プレイ、料理、経営シミュレーション
    • Steam評価: 非常に好評(87%)

  • 猫クーリエが挑む終末配達業!最大7人協力プレイの混沌サバイバル『Delivery Pals』。荒廃した地球で宅配業は続く

    猫クーリエが挑む終末配達業!最大7人協力プレイの混沌サバイバル『Delivery Pals』。荒廃した地球で宅配業は続く

    地球は死んだ。だが、配達は続く……

    Steamで2025年7月29日にリリースされた『Delivery Pals』は、一見すると可愛らしい猫たちが主人公の配達ゲームに見える。しかし実際にプレイしてみると、その奥には荒廃した地球を舞台にした過酷なサバイバル体験が待っていた。

    本作は東欧の個人デベロッパーstre1itzia氏による初作品で、パブリッシャーはCrytivoが担当している。最大7人までの協力プレイに対応しており、現在の価格は9.99ドル(約1,200円)となっている。

    猫だって生きていかなきゃならない

    『Delivery Pals』の世界設定は想像以上にハードだ。人類が見捨てた地球には腐食性の大気が立ち込め、モンスターや異常現象が跋扈している。そんな危険な環境でも、人間の食べ物を愛する宇宙人たちは地球にやってくる。そこで活躍するのが、カスタマイズ可能な猫のクーリエたちだ。

    プレイヤーは改造された配達用電車を拠点とし、フレンドと協力して食材を調達し、エイリアンの注文に応じた料理を作って配達する。しかし、注文を間違えれば怒ったエイリアンに攻撃されるし、売上ノルマを達成できなければ会社が潰れてしまう。まさに命がけの宅配業だ。

    カオスな協力プレイが生み出す笑いと絶望

    本作の最大の魅力は、最大7人で繰り広げられる混沌とした協力プレイにある。一見単純に見える配達業務だが、実際には複雑なタスク管理が要求される。

    食材はゴミ袋やコンテナから調達し、時には鳥から卵を盗んでスクランブルエッグを作ることも。改造電車内のキッチンで料理を作り、レーダーでエイリアンの居場所を特定して配達する。この一連の作業をチーム全体で効率よく分担する必要があるのだが、7人もいればコミュニケーションエラーや作業の重複は日常茶飯事だ。

    「誰がスクランブルエッグ作ってる?」「エイリアン見つけた!でも何の注文だっけ?」「あ、電車のATMにお金入金するの忘れた!」といった具合に、プレイヤー同士のやり取りだけでも十分にエンターテイメントとして成立している。

    賛否両論の現状と今後への期待

    Steam上での評価は現在「賛否両論」(48%が肯定的)となっており、ユーザーからは「楽しいけど未完成感がある」「バグが多い」といった声が多く寄せられている。確かに、リリース直後ということもあり、AIナビゲーションの問題や翻訳エラー、コリジョンの不具合など、改善すべき点は少なくない。

    開発者のstre1itzia氏は積極的にコミュニティとのコミュニケーションを図っており、リリース後も頻繁にアップデートを配信している。直近のv.1.2.1では、AIナビゲーションの修正、翻訳エラーの修正、白いキャビネットのコリジョン改善などが行われた。

    また、ノルマシステムも改善され、以前は急激に増加していた売上倍率が段階的に減少するよう調整された。これにより「無理ゲーすぎる」という声は減少している模様だ。

    プレイヤーが創り上げていくゲーム体験

    本作のユニークな点は、プレイヤー自身がゲーム体験を創り上げていく部分にある。公式のゲームプレイループは存在するものの、7人という大人数での協力プレイでは予期せぬ出来事やハプニングが次々と発生し、それがそのまま面白さに直結する。

    配達ミスでエイリアンに追いかけられながら電車に逃げ込んだり、食材調達中にチームメイトがモンスターに襲われて救出に向かったり、ノルマ達成のプレッシャーの中でパニック状態になったり……。こうした「計画通りにいかない面白さ」こそが、本作の真の魅力と言えるだろう。

    一部のプレイヤーからは「Lethal CompanyやPhasmophobiaのような協力ホラーゲームに近い体験」との声も上がっており、ジャンルを超えた新しいマルチプレイ体験を提供している。

    成長の余地を秘めた意欲作

    現状では確かに粗削りな部分が目立つ『Delivery Pals』だが、その根底にあるゲームデザインには光るものがある。猫という親しみやすいキャラクターと終末世界というギャップ、複雑すぎず単純すぎない協力プレイの仕組み、そして予測不可能な展開を生み出すカオス性。

    価格も手頃で、フレンドと一緒に「とりあえず試してみよう」という気軽さもある。バグや未完成な部分については、開発者の対応速度を見る限り、近い将来改善されることが期待できる。

    协力プレイが好きな方、カジュアルなサバイバルゲームを探している方、そして「ちょっと変わったマルチプレイゲーム」に興味がある方には、ぜひ一度試してもらいたい作品だ。荒廃した地球で、猫クーリエとしての新たなキャリアが君を待っている。

    基本情報

    • タイトル: Delivery Pals
    • 開発: stre1itzia
    • 販売: stre1itzia, dyrachyo, Crytivo
    • 対応プラットフォーム: PC(Steam)
    • リリース日: 2025年7月29日
    • 価格: 1,200円
    • プレイ人数: 1-7人(オンライン協力プレイ)
    • 日本語対応: あり(インターフェース)

    公式リンク

    Steam ストアページ

  • 2025年最大の現象が再び炸裂!物理エンジンとセミボットで挑む協力ホラー『R.E.P.O.』がSteamを席巻中

    2025年最大の現象が再び炸裂!物理エンジンとセミボットで挑む協力ホラー『R.E.P.O.』がSteamを席巻中

    謎の知性体「タックスマン」の命令は絶対だ。

    2025年2月末のSteam早期アクセス配信開始から、わずか数週間で同時接続27万人突破、1300万本の売り上げを記録した『R.E.P.O.』。筆者も発売直後から友人たちと夜な夜な「貴重品回収作業」に勤しんでいるが、これほどまでに中毒性の高い協力ホラーゲームは久しぶりだ。

    タイトルの「R.E.P.O.」は「Retrieve, Extract, and Profit Operation(回収・抽出・利益作戦)」の略称。プレイヤーはセミボット(半機械生命体)となり、謎のAI「タックスマン」の指示のもと、滅亡した人類の遺跡から貴重品を回収する──それがこのゲームの基本設定である。

    しかし実際にプレイしてみると、そう単純な話ではない。廃墟には30種類以上の恐ろしいモンスターが徘徊しており、貴重品の回収作業は常に死と隣り合わせなのだ。

    物理エンジンが生む新感覚の恐怖体験

    『R.E.P.O.』最大の特徴は、徹底的にこだわり抜かれた物理エンジンだ。アイテムはすべて重量と物理特性を持ち、ピアノのような重い物から陶磁器のような壊れやすい物まで、それぞれ異なる取り扱いが求められる。

    移動には『Half-Life』シリーズを彷彿とさせるアンチグラビティビームを使用するのだが、これが実に厄介だ。重い物は思うように持ち上がらず、軽い物はちょっとした衝撃で飛んでいってしまう。壁に激突させれば価値が下がり、陶磁器なら一発で粉々になる。

    筆者が初めて恐竜の化石を運んでいたときのことだ。仲間が「後ろ!後ろにローブがいる!」と叫んだ瞬間、慌てて振り返った拍子に化石を壁にぶつけてしまった。価値が半分以下になった化石を見つめながら、これまでにない絶望感を味わったものである。

    30体超のモンスターが織りなすカオス

    本作に登場するモンスターは実にバラエティ豊か。完全に透明で重い息音だけが聞こえる「Hidden(隠れ者)」、プレイヤーを一瞬で殺す恐ろしい「Robe(ローブ)」、音だけで位置を特定する盲目の狙撃手「Huntsman(ハンツマン)」など、それぞれが独特の行動パターンを持つ。

    中でも印象的なのは「Shadow Child(シャドウチャイルド)」だ。子供の笑い声とともに現れるこのモンスターは、プレイヤーの視線を暗くして混乱させるのだが、見つめすぎると投げ飛ばされてしまう。初めて遭遇したときは、その不気味さに全員が声を失った。

    最恐の存在は「Trudge(トラッジ)」だろう。巨大な体躯に強力なメイスを持つこのモンスターは、一撃でプレイヤーを即死させる威力を持つ。地面を震わせながらゆっくりと近づいてくる様は、まさに絶望そのものだ。

    友情を試される協力システム

    『R.E.P.O.』は最大6人での協力プレイが可能だが、ソロプレイは非常に困難に設計されている。重いアイテムは複数人で運ぶ必要があり、モンスターに襲われた仲間を蘇生するには、その「頭部」を回収して抽出ポイントまで運ばなければならない。

    この蘇生システムが実に秀逸で、死んだ仲間を見捨てるか助けるかで友情が試される。貴重品でいっぱいの手を離して仲間の頭を拾うのか、それとも利益を優先するのか──そんな究極の選択を迫られる場面も少なくない。

    筆者の友人グループでは、「Head Retrieval Policy(頭部回収方針)」なる独自ルールまで作られた。「レジェンダリーアイテム運搬中は頭部回収を後回しにする」「Trudgeが近くにいる場合は諦める」など、なかなかシビアな内容だ。

    進化し続けるアップデート

    早期アクセス版でありながら、『R.E.P.O.』は既に高い完成度を誇る。開発元のSemiworkは週次でアップデート動画を配信しており、プレイヤーからのフィードバックを積極的に取り入れている。

    今後の予定では、プレイヤーカスタマイズ、メタ進行システム、新マップ・新モンスターの追加などが控えている。特に注目なのは「博物館マップ」で、レーザーセキュリティシステムを搭載した『ミッション:インポッシブル』風のギミックが予告されている。

    価格は現在9.99ドル(約1,200円)だが、正式版リリース時には値上げされる可能があるため、興味のある方は早めの購入をお勧めする。

    なぜ『R.E.P.O.』は成功したのか

    『Lethal Company』との比較は避けられないが、『R.E.P.O.』はより公平で親しみやすいゲームデザインを採用している。時間制限がなく、隠れる場所も豊富で、アップグレードシステムによる確実な進歩が感じられる点が評価されている。

    何より、物理エンジンによる予測不可能な出来事が、毎回新鮮な驚きを与えてくれる。重いピアノが階段を転がり落ちて仲間を直撃したり、慎重に運んでいた花瓶が突然のモンスター遭遇で粉砕されたり──そんなハプニングの数々が、プレイヤー同士の絆を深めていく。

    TwitchやTikTokでバイラル化したのも納得だ。このゲームは「見る」より「体験する」ことで真価を発揮する。友人たちと一緒に恐怖と笑いの入り混じった「回収作業」を体験してみてはいかがだろうか。

    ただし、一度始めたら抜け出すのは困難だということを、あらかじめお伝えしておく。

    基本情報

    開発元: Semiwork(スウェーデン・ウプサラ)
    パブリッシャー: Semiwork
    プラットフォーム: Steam(PC)
    リリース日: 2025年2月26日(早期アクセス)
    価格: 9.99ドル(約1,200円)※正式版時に値上げ予定
    日本語対応: 完全対応
    プレイ人数: 1-6人(協力プレイ推奨)
    早期アクセス期間: 6-12ヶ月予定
    Steam評価: 圧倒的に好評(96%)
    総レビュー数: 180,000件以上

    購入リンク:

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