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協力型ホラーゲーム「Ghost Watchers」の詳細レビュー。幽霊調査から捕獲まで楽しめる、初心者に優しいホラー体験を紹介。Phasmophobiaとの比較も含む

  • 友達と一緒に幽霊を「捕獲」せよ!協力型ホラー『Ghost Watchers』で楽しむゴーストハンティング体験

    友達と一緒に幽霊を「捕獲」せよ!協力型ホラー『Ghost Watchers』で楽しむゴーストハンティング体験

    「また死んだ……」

    『Phasmophobia』のような協力型ホラーゲームを求めていた筆者が、Steam で「非常に好評」を獲得している『Ghost Watchers』に手を出してみた。最初は「また同じような幽霊調査ゲームか」と思っていたのだが、プレイしてみるとこれが予想以上に面白い。なによりも、幽霊を「調査」するだけでなく「捕獲」できるのが新鮮だった。

    Phasmophobia とは一味違う、幽霊「捕獲」体験

    『Ghost Watchers』は、最大4人で協力して廃墟に出没する幽霊を調査・捕獲するオンライン協力型ホラーゲームだ。開発は Renderise で、2022年7月に早期アクセス版がリリースされ、2025年7月に正式版となった。

    本作最大の特徴は、幽霊の正体を特定した後に「弱体化」させて「捕獲」できること。『Phasmophobia』のような類似ゲームでは調査が終われば任務完了だが、『Ghost Watchers』では調査はあくまで前段階。幽霊の種類、年齢、気分を特定してから、その幽霊専用の弱体化手順を実行し、最終的に「ゴーストキャッチャー」で捕まえるのが目標となる。

    この捕獲システムにより、単なる調査ゲームから一歩進んだ「ポケモンのような収集要素」が生まれている。捕獲した幽霊はベース内に展示され、コレクション要素としても楽しめるのだ。

    20種類の幽霊と60種類以上の調査機材

    本作には現時点で20種類の幽霊が登場する。定番の「ポルターガイスト」や「悪魔」から、「キョンシー」「溺れた女」「ハングマン」まで、バラエティに富んだラインナップだ。それぞれが固有の特徴と弱点を持っており、対処法も異なる。

    調査に使用できる機材は60種類以上。EMF検出器や温度計といった定番の機材に加え、ウィジャボード、ヴードゥー人形、ラジオなど多種多様なツールが用意されている。これらを駆使して幽霊の「種類」「年齢」「気分」の3つを特定するのが最初の目標だ。

    特に面白いのが「気分」の概念。同じ幽霊でも「冷静」「怒り」「悲しみ」など異なる感情状態を持っており、これによって行動パターンや弱体化手順が変わる。幽霊にも感情があるという設定が、単なる調査ゲームに深みを与えている。

    カジュアルでも奥深い、初心者に優しいホラー体験

    プレイしてみて感じたのは、『Phasmophobia』よりもカジュアルで取っつきやすいということ。『Phasmophobia』では幽霊に見つかったら基本的に逃げるしかないが、『Ghost Watchers』では塩を投げつけたり、十字架を掲げたりして幽霊を撃退できる。

    これにより「即死ゲー」感が大幅に軽減され、ホラーゲーム初心者でも楽しめるバランスになっている。筆者も最初のうちは何度も死んでしまったが、防御手段があることで徐々にコツを掴んでいけた。

    ただし、油断は禁物。幽霊によってはプレイヤーを別の部屋に「ドラッグ」して連れ去ったり、全てのアイテムを初期地点に落とさせたりする厄介な攻撃を仕掛けてくる。特に高難易度では玄関ドアがロックされて逃げられなくなるなど、緊張感もしっかり味わえる。

    協力プレイでこそ光る楽しさ

    本作の真価は協力プレイにある。一人では持ちきれない調査機材を仲間と分担し、それぞれが異なる証拠を探して情報を共有する過程が非常に楽しい。

    「温度が下がった!」「EMFが反応してる!」「ラジオに声が!」といった具合に、リアルタイムで情報を交換しながら幽霊の正体に迫っていく瞬間は、まさに本格的なゴーストハンティング体験だ。

    弱体化フェーズでは更に協力が重要になる。「全てのドアを開けろ」「3本のロウソクを灯せ」「特定の部屋で儀式を行え」など、複数人で手分けして作業する必要がある場合が多い。一人が幽霊の注意を引いている間に、他のメンバーが準備を進めるといった連携プレイが求められる。

    7つのマップで繰り広げられる恐怖

    現在のところ、病院、学校、農場、精神病院、刑務所、住宅、地下鉄駅の7つのマップが用意されている。どのマップも薄暗く不気味な雰囲気に満ちており、ホラーゲームらしい恐怖感をしっかりと演出している。

    各マップには隠されたイースターエッグも存在し、探索の楽しみも用意されている。同じマップでも幽霊の種類や出現場所が変わるため、何度プレイしても新鮮な体験ができるのも魅力だ。

    現在の課題と今後の期待

    正式版になったとはいえ、まだ完璧とは言えない部分もある。特に2025年の大型アップデート後、一部のツールが正常に動作しないバグや、幽霊が正常に出現しない問題が報告されている。開発チームは積極的に修正に取り組んでいるようだが、購入前にSteamの最新レビューをチェックすることをおすすめする。

    また、一部のプレイヤーからは「効率プレイが単調になる」「やり込み要素が『Phasmophobia』より薄い」といった指摘もある。確かに慣れてくると作業的になりがちな部分があり、長期間のプレイには向かない可能性がある。

    しかし、幽霊調査ゲームが初めての人や、『Phasmophobia』の難易度に挫折した人にとっては、むしろこのカジュアルさが魅力となるだろう。

    総評:友達と楽しむ週末ホラー

    『Ghost Watchers』は、『Phasmophobia』ほどの完成度や奥深さはないものの、独自の「捕獲」システムと親しみやすいバランスで差別化を図った良作だ。特に協力ホラーゲーム初心者にとっては、このジャンルの入門作として最適な選択肢と言える。

    友達と一緒にワイワイ騒ぎながら幽霊退治を楽しみたい人、『Phasmophobia』は難しすぎると感じた人、収集要素のあるホラーゲームを求めている人におすすめしたい。

    ただし、本格的な恐怖体験や高難易度のチャレンジを求めている人には、やや物足りなく感じるかもしれない。あくまで「カジュアルに楽しむホラーゲーム」として割り切って楽しむのが良いだろう。

    値段も手頃で、Steam では頻繁にセールも行われている。友達と一緒に新しいホラー体験を求めているなら、一度試してみる価値は十分にある。

    基本情報

    タイトル: Ghost Watchers
    開発: Renderise
    販売: Renderise
    配信日: 2025年7月24日(正式版)
    早期アクセス開始: 2022年7月28日
    価格:1,520円( Steam)
    言語: 日本語対応(21言語対応)
    プラットフォーム: PC(Steam)
    プレイ人数: 1-4人(オンライン協力プレイ)

    Steam購入リンクはこちら: https://store.steampowered.com/app/1850740/Ghost_Watchers/